1 苦しくて 苦しくて 我慢しようにも限界があって トイレに駆け込み ペーパーをがむしゃらに便器に引っ張り出し 食道に右手を突っ込む 涙が滲む 鼻水が垂れる 感情的なものではなく 身体が反射的に分泌する コンタクトレンズが落ちないように 固く眼を瞑る ペーパーで顔を拭い 便器を拭き 2度若しくは3度水を流す 胃酸で荒れた手を 石鹸で何度も洗う ホッとすると同時に 自身を軽蔑し嫌悪し恨む そうして次の瞬間 また食に脳を支配されている