グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち ---Good Will Hunting
友達に「観たけどあんまり好きじゃないかもー」といわれてかなり凹んだ覚えがある。おすすめするのはやっぱりにがてだ。大筋ももちろんよいのだけど、台詞ひとつひとつが丁寧で、人物の心中を察すればきっとどこまでも深くなるようなことばがたくさん。ウィルが身につけた"捨てられる前に人を捨てる"癖は、誰もがおこなう自己防衛機能。平穏にはむなしさがつきまとう。かたくなに心を開くことを拒み続けるかれがほしかったのは、拍子抜けするくらい簡単なひとことだったのに。はじめてマットをみたのがこれだった気がする。わんちゃんみたいーと思ったおぼえが。30を過ぎても印象はかわらず。ベン・アフレックの工事現場での台詞があつすぎるー!ふたりで作ったって言うんだから、またあつすぎる。ロビンもさすがなかんじ。にしても、オペラ座観た直後にみると、スカイラーがカルロッタにしかみえなくて悲しい。濃いもんなあなんか。