今、会いにゆきます
監*土井裕泰出*竹内結子
中村獅童
武井証
原*市川拓司
2004年もちろん日本 * 東宝
雨の季節に戻ってくる。そう言い遺して亡くなった澪を思いながらくらす巧と息子のユウジ。そうして1年が過ぎ、本当にふたりの前にあらわれた澪は、記憶をなくしていた。梅雨が明けるまでの、たった6週間の奇跡のおはなし。
泣ける!っていう風評があまりにもつよすぎて、観る前にすこし身構えてしまった。でも、いい映画でした。6週間の中で澪がもういちど妻の顔、母親の顔を取り戻していく過程は、ファンタジーらしいご都合主義は感じられるものの、すごく自然で美しかった。3人がそれぞれ2ベクトルの愛情を持っていて、画面いっぱいにそれが満ちてる。主役の、中村獅童と竹内結子の演技もよかった。大学生の役には驚いた。笑 ラストの、はたちの澪の回想シーンでは、少し説明的になりすぎる部分もあったけれどそこで描かれるまだ高校生のふたりが可愛らしくてもどかしくてたまりませんでした。逆に主人公巧の病気については、若干説明が足りない気もするけれど、主題がはっきりしているからそんなに難は感じなかった。"泣かせる"作為は感じたものの、涙ぐんでしまう小憎らしい映画。
(11月11日(ポッキーの日!)、吉祥寺東宝)