フットサルの価値 | とりの日記 ~IT'S A WONDERFUL WORLD~

フットサルの価値

来週から指導者ライセンス講習会で1週間不在となるため、昨日で一足先に子供のスクールの今年度の活動が終わりました。
今年度は卒業していく子供の親御さんからフットサルスクールに通うようになってから、サッカーの試合でボールをたくさん触れるようになりました、ボールを取られなくなりました、試合で活躍できるようになりましたなど、嬉しい声をたくさん聞くことができました。
僕のおかげではなく、フットサルのトレーニングに子供を変えるチカラがあると実感できた素晴らしい1週間でした。
ただ年末のスペイン遠征での試合、特にバルサの育成年代の試合を見てからベーシックと言われるところに、単純なボールを止める&動かす、ボールを正確に蹴る、身体の向き、だけではなく自身のマークのつき方、そのマークの外し方、数的優位を作った時の優位性を生かした前進&フィニッシュと”自身のマーク引きつけ”、数的同数での”味方のマークの引きつけ”という部分までを含めたところをベーシックと捉えてサッカーをしながら通っている4年生〜6年生は特に細かく練習してきました。
この”自身のマークの引きつけや”、”味方のマークの引きつけ”にスペインでは明確な言葉があると聞きましたが、日本にはその言葉はないので今も苦労してるので、それはインドネシアの代表監督に考えてもらうことにします。
僕はそれを自分のやり方で広めていくだけ。笑
とにかく嬉しかったのは特に技が増えてないけど試合に出れるようになった、活躍できるようになったという言葉です。
フットボールの試合ではボールに触っている時間はほんの数分しかないので、ボールを持ってない時の役割も含めて拘って練習してきました。
最初のうちの親御さんの質問や期待はボールコントロールが良くなり新しい技を覚えること。
もちろんボールに触る機会が多いフットサルでそれを期待するのは間違いではないですが、フットサルのトレーニングにはもっとそれ以上の効果があると考えていいのではないでしょうか。
最近の卒業していく親御さんではそこの成長を話すことはなく、ボールを動かし試合を動かす勇気や自分で状況を判断して行動できるチカラがつくことに喜ばれています。
他の地域のフットサルスクールもきっとそうでしょう。
まだまだ伝えていく僕らも勉強して、フットサルの価値を高めていけるように頑張ります。
サッカーをしている子供も是非フットサルにも触れてくれると嬉しいです。
6年生のみんな卒業おめでとう!