バルセロナのフットサル | とりの日記 ~IT'S A WONDERFUL WORLD~

バルセロナのフットサル

ドリブル塾が流行る日本のことを、個人技がある=サッカー・フットサルが上手いと勘違いしている日本人が多い。
と毎年スペインのフットボール関係者に言われますが、この言葉を聞きたくて僕はスペインに来てるのかもしれません。
バルセロナには特に大きい選手、ドリブルが上手い選手、速い選手がいるという印象はありませんでした。
むしろ日本の選手の方が身体が大きかったり速く動いてる印象。
バルサの選手は常に選択肢が多い持ち方や身体の向きを徹底してるのが印象的でした。
自分から仕掛けにいってすんなりシュートまでという場面はそんなに多くなかったです。
それでも個人戦術や仲間との連動で優位性をもってプレーし、前進する時は前進し無理ならやり直す。
この判断が恐ろしく正確で素早いので、個人で打開できなくても、いわゆるツんでしまう場面がほぼありませんでした。
ボールをまわしながら優位性を見つける、または作り出すことでクレバーにフィニッシュまでいく。
そのフットサルは溜息がでますね。
日本ではドリブルだけ上手い選手も試合に出ることが多い印象でそれも間違えてないし、それをポリシーとして高みを目指しているチームもいる。
絶対に勝てるという正解がない中、そのポリシーのぶつかり合いでどちらが勝つのかというのがフットボールの1番楽しいところだと思いますが、個人的にクレバーで熱い今回バルサが見せてくれたようなフットサルが好きです。
こちらで感じたものはいろいろあり、ここを学びたいというところが具体的にわかりました。
今までやってきたことは少なからず間違いではなかったと再確認できた遠征となりました。
フットボールに必ず勝つ方法はなくて、何が正解とくくることはできないので間違いなどないのかもしれませんが、僕が目指すフットボールをFCバルセロナは育成年代から取り組み体現していました。
これは参考にするべきだと感じています。
帰ってからもやることはそんなに変わりませんがプラスした何かを伝えられるよう僕も学んでいきます。
ということで帰ってからもよろしくお願いします。
よいお年を!