離島訪問記その4 | びーすけHOME  オリックスとビーグルのページ

離島訪問記その4

またまた前回から間が開いてしまいましたが、前回の続き。

4日めのこの日はひたすら帰るのみ。ただ飛行機は遅い時間なので、時間的には余裕がある。(稚内から新千歳までは約6時間。)

特に行く所が見つからなければ旭山動物園にでも寄ろうか?とのいい加減な雰囲気で出発。

前日に利尻島のカフェのマスターから教えてもらった通り、すき家の角を曲がって、カーナビの指示は無視して抜海へ向かった。おかげさまで、すんなりオロロンラインに合流することができた。マスターに感謝。

とても快適で走りやすい道。途中でサロベツ湿原への案内があったので、寄ることにした。我が国最北(この辺りには日本最北のいろいろなものがあちこちにある)の湿原でとても広い。残念なことに、この日は霧で視界は写真のとおり。天気のいい日は利尻富士まで見えるらしいのだが、方向さえ分からなかった。


北海道それも道北となると、季節が遅く、花が咲き誇るのには少し早かったみたい。それでもボチボチ咲いていました。花心がない無粋な男なので花の名前は分かりませんが…。


湿原見学の後、愚息が運転していたのだが、トイレ休憩のため途中の羽幌で港に寄ることになった。フェリーの港で、行く時に車からガイドブックには載ってないフェリーが見えていたのだが、どうもこのフェリーだったみたい。

フェリー乗り場を覗いてみると、たまたま、フェリーではないけれども、高速船が30分後に出発するところ。行く先は、焼尻島経由、天売島。天売島まで行ってしまうとタッチアンドゴーになってしまうけれども、焼尻島(ヤキジリではなくヤギシリと読むのも知りました)なら最小限の見物はできそう。家人は離島好きなので、迷わず決行。

その代わり昼食は船でおにぎり。(店がなくて食堂でこれを買うしかなかった。)

朝食もコンビニおにぎりで済ませたのでちょっとキツい。

多分穏やかな日だっただろうが、この大きさの船(122トン130人乗り)だったので結構揺れた。

島に着いて自転車をレンタル。最近は電動アシスト付が当たり前になってきてて、多少の坂でも行ける行ける。軽く坂を上がってしばらく行ったら、羊牧場。前日の夕食ジンギスカンを思い出してしまった。

島の真ん中は高原になっていて上ってしまえば快適快適。

向こう側には船の終点、天売島がはっきりと見えている。

島の西端で天売島に最も近い。羽幌近くの道沿いにペンギンのような大きなオブジェが立っていたのは、実は天売島が日本唯一の繁殖地となっているウミガラス。絶滅の危機にあり、野良猫の駆除など保護活動に努めているのだが、おかげで減りつつあったウミネコが増えてきているとのこと。なおウミガラスはオロロン鳥と言い、道路の通称オロロンラインはこの鳥の名前にちなんだもの。

自転車を借りたので、1時間強で島を一周できて港に戻ってきた。

帰りの船は来た時と同じ船で、島に到着してから1時間半後。時間的にはちょうどだった。


羽幌港に戻った後は順調に進み、余裕を持って空港に到着。ところが空港に着くとこのような貼り紙。ダイヤ通りでも神戸空港着が22:30とかなり遅く、遅れたら困るので祈るような気持ちでとりあえず食事。

北海道に来たらバターコーン入りカロリーたっぷりの味噌ラーメン。

日頃の行ないがいいのか、結局は飛行機は10分だけの遅れで出発、到着はほぼ定時。無事に家まで帰れました。

今回は時間の余裕がなくて、札幌在住の長年の友人に会えなかったのが心残り。また北海道に行かないとあかんな。

おしまい