コバの仕上げ方法の紹介。と秘密。 | Bellbottom Southpaw's CRAFTのレザークラフトを主にモノづくりを生きる道として選んだ夢への軌跡。夢への想いや心境の記録。

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モノづくりで人生を歩むのが夢。
革の事、強い影響を受けたアメリカのヴィンテージの文化やファッションの事。
失敗を繰り返し、成長へと繋がっている自分の考えの心境や考えを忘れない為。
そしてこのブログが1人でも何かの役に立てればという思いで書きます。

今日は帰宅が遅くなったので作業は明日にして、コバの仕上げ方法を紹介します。

レザークラフトの中でも様々な薬品や仕上げ剤があるとおもいます。

逆にあり過ぎてどれを使ったら良いか悩む方も多いかと思いますが、私の方法の紹介と、その他の今まで試してきた薬品の特徴を紹介します。

イリス、オーリー、コバインク、トコノール、トコカラー、バスコ、などなど沢山ありますね。


仕上げ方法も水で磨いてからトコノールで仕上げたり。

スリッカーを使う人もいれば、昔の人はヘチマで磨く人もいるみたいです。

今まで使った中でも比較的簡単で、仕上がりが綺麗にいくのはイリスかとおもいます。

私は現在はコバはサーマルコートというコロンブスという靴の材料のメーカーから出ている業務用のものを使っています。

これは、赤、黄、青の三原色と、白、黒、茶、焦げ茶と全部で7色あり、好きな色に混ぜて作る事が出来ますし、磨く方法を間違わなければかなり剥がれづらいものになっております。

一般の手芸用品店などではあまり売っていないかもしれません。

ですが、バスコのノリのような容器のラベルに『サーマルコートS』と書いてあるのをご存知でしょうか?

実はバスコと全く同じものなんです。

バスコは確かエルから出ていたはずですが、おそらくエルがオリジナルの割合でサーマルコートを混ぜて作った色で売っているんだとおもいます。

正体はコロンブス社製のサーマルコートSです。

私が使っているのはサーマルコートMというもので、サーマルコートにはSとMが存在します。

サドとマゾではないです!

シャインとマットの略です。

そして、ノリのような容器には入っておらず、私のいつも買う特殊な皮革用品店でしか売っていなく、業務用のボトルから小さな容器に小分けして売ってもらいます。

そして、サーマルコート(バスコ)にはさらに仕上げ剤というものが存在します。

エルではバスコが仕上げ剤で最終工程として紹介しているのですが、実はサーマルコートの上に更に塗る、『レザーコート』というものが存在するんです。

あの、おなじみのレザーコートとは違います。

これは同じくコロンブス社製のもので、溶剤のようなものです。

最後にサーマルコートの上に塗ると小さな凸凹やくぼみを無くすことができて、上品なコーティングがされる感じです。

除光液みたいな匂いがします。

コバの磨く方法も一般的では無く、非常に難しく、マスターするまで時間がかかりました。仕上げにも時間と手間がかかるのでサーマルコートはあまりオススメしないですが、私の見解だと1番綺麗に仕上がりますし、剥がれにくいのはサーマルコートです。

バスコは剥がれやすいという風にいう方もいらっしゃいますが、正確な使い方をすれば剥がれません。

私は色々試したり、コロンブスの本社に電話して直接聞いたりして、やっと最近慣れてきました。

良かったらサーマルコートを売っている所を探して試してみてください★

多分ですが、業務用として売られているので、小売店やメーカーで名前を変えて出すことの出来る商品だと思います!


ではまたー!





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