搾りカス。
「役に立たない無用の長物」的なイメージがありますが、搾るという事はとても重要な事なんですね。
アイデアなどをひねり出す。
それは頭を搾るという事。
ゼロから創造する、「無」を「有」に変える魔法のような事。
それが搾るという行為。
そしてその結果生まれたものが搾りカス。
それは実に価値があるものなんです。
搾りカスには大きなパワーが潜んでいます。
搾りカスを生み出すには非常に大きなパワーを要します。
その大きなパワーでもって生まれた搾りカスには当然その分だけの大きなパワーが宿ります。
この世の創造物は突発的なひらめきとじっくり丹念に搾った搾りカスによって出来ています。
音楽もその一例ですね。
若いクリエイターとベテランのクリエイターの違いはひらめきと搾りカスの割合の違いだとボクは思います。
若い脳ミソはひらめきをたくさん生んでくれます。
しかし長年ひとつの分野に携わっていると、ひらめきというのは翳りを見せてきます。
すると今度は搾り出すという行為に重きを置くようになります。
搾って搾って搾り出したものにはパワーが宿っています。
それがベテランの「味」というやつなんですね。
底知れぬパワーを秘めた搾りカス、とくとご賞味あれ。