間違えて別アカウントのほうにアップしてたので、あらためて地震の日のことを書こうと思います。
こちらはミクシィに載せた、より詳細な日記を編集したものです。

地震当日、電車で県内の大きな駅に出かけて、駅に電車がついて、ホームにおりたった瞬間に最初の一発がきました。

電車が大きく左右に揺れる姿、二度とみたくないほど恐ろしかった。
現実だと受け入れるのにしばらくかかって、みんなその場にかたまってました。


駅をでたら、ビルから出て来たひとたちもあわせて歩けないほどの大混乱。
よく現状が理解できないまま、とりあえず用事の会社に行き、先方の無事を確認。
用事は30分ほどで終わり、帰ろうとしてももちろん電車はとまっており、

お腹がすいたからとりあえずなにか食べようと思っても、店はどんどん閉まり、キヲスクは大行列。
公衆電話とキヲスクが大行列なのは異様な光景でした。

奥にみえたタリーズが唯一やっていそうだったのでいってみると満席だけど通してもらえて、コーヒーとドーナツを頼んでほっと一安心。
でも結局退去命令がでて、ドーナツを包んでもらって最後に店を出ました。

「申し訳ないです」と謝る店員さんに、むしろやっていてくれだだけで本当にありがたかったと、キヲスクも大渋滞です、と伝えると驚いていた。
お気をつけてと言われたのに対し、皆さんもお気をつけてと返して出ました。

さてどうしようかなと思い、どこでもいいから座ってドーナツたべたいな、と思っても、みんな座れるところはほとんど座っており。
いくつかの駅ビルを渡り歩くも、次々と閉鎖の知らせ。
唯一なんとかやっていた大手デパートも、17時で閉店というアナウンスに、
隣の奥様が「いる場所ないんだからいさせてくれたっていいのにねぇ」とこぼしていた。

そう、ほんとうにいる場所がなかったんです。駅はいっぱいだし、階段という階段には人がビッシリ座っていて、
店がやってないし、建物自体が閉まって行くから、どこにもいれないし、外は風が強くて寒かった。

そんなわけで、無駄に何度かJRと私鉄の改札を行き来したところで、電話がようやく母につながった。
停電してるとのこと。
その時点ではとりあえず待ってみるといって切りました。

その後改札方面に戻ると、「電車本日復旧見込み無し」のアナウンス。
ちょうどその少し前に、iPhoneのマップ機能(アプリ)を使ってなんとか帰ろうと決意したところだった。そのために反対側の出口へ向かうため改札前を通過するときにアナウンスを聞きました。

「徒歩で帰れるお客様はなんとか徒歩で」という話に、みんなが動き出した。
普通の道路が、歩く人たちの渋滞で、花火大会のときみたいでした。

途中、マフラーが風に飛ばされたのを
「飛びましたよ」といってくれた奥様、
通りすがったときに再度お礼をいうと、「気をつけて帰ってくださいね」といわれガッツがさらに湧く。

みんながやさしくなるかすごくギスギスしてるかどちらかだった。
マンガでしかきいたことないような文句があちこちで飛び交ってるのも聞いたし、
上記のような暖かいやりとりもあちこちであった。

マップのGPS機能で、自分がどこを歩いているか表示されていたので、
それを頼りに、「目的地・我が家」を目指すルートを進んでました。
思わず「無事か!?」と確認してしまってしっかり無事だった、アメリカメディアに絶賛された建物をすぎ、動物園の横を通り・・・。
動物たちは無事だろうか。水鳥の鳴き声がグワァァと聞こえました。

歩くときめた時点でタリーズのコーヒーとドーナツをひとくちだけ口にして、あとは休憩を入れるたびに少しずつ食べてました。一応最悪の場合を想定して。

途中あまり混んでいないコンビニによりつつ、カロリーメイトなんかを買ったり。

そしてなんせ頼みのiPhoneの充電が切れたら終わりなので、二回目のコンビニで県の地図を買った。
他にも地図もって歩いてるひとたくさん見ました。

2時間ほど歩いた時点で、目印として伝えやすい地下鉄の駅の付近で、家族に連絡をとった。
歩いて帰るとメールはしたんだけど、歩かないで待ってろという返事のメールがだいぶ遅れて来てたので、ようやくここで連絡をとりました。

どこかに入って待ってろというけど、入るような店は閉まってるか、満席だったりすると伝えても、向こうは向こうで停電しててパニクってるのでとにかく動くなと言われる。
動くなと言われても、店もなにもないところで動かない方が体力がなくなる、といっても通じず。

とりあえず「わかった」といって切ってから、その駅周辺はほんとうになにもなかったので、次の駅まで歩いた。
ここでまた連絡をとって(その時点では家族も口調がかなり落ち着いてた)
途中に次の大きな駅まで2キロとあったから、何もないから、なにかはまだありそうなそこまでいくと伝える。まぁ結局どこも満席でしたけども・・・

そしてその大きな駅の側について、公衆電話で電話した時点で、もう近づいているからそのままその県道沿いを歩いてて、との話で、さらにそのままキョロキョロしつつ歩く。
あまりに会わないのでケータイに電話が来て、普通にまだなだけだった。

キョロキョロしつつさらにもうひとつ先の駅まで到達した時点で、ようやく車に乗った家族と会えました。

車に乗ったら、助手席の母の肩にいた鳥ドクターを見て驚いて、
「うわ、(鳥ドクター)!!」って叫んだら、ピィ!!!って連発。
病院にいくときとか、ケージにいれてても逆に落ち着かないからいつもこうしてるんだけど、ずっと緊張してて、ようやく鳴いたっていってた。
その声きいて、すごくホっとしました。

帰りにお腹がすいたので寄った『ステーキガスト」で、隣にひとりでいたサラリーマンのひとが、電話で「まだ(同じ市内)まで4時間はかかるよ~」と言ってたのをきいて、そのひとが席を離れたときに家族に乗せてってあげようよ、って話して、
母がきいたけど、遠慮しちゃったようで、お気持ちだけでありがとうございます、腹ごなしに歩きますと出て行きました。あのひとは無事に家に帰れたかしら・・・
土地の名前的に、いつも言ってる学校のOBではないかと思ったので、送りつつお話ききたかったなぁ・・・

そんなこんなで帰って来れてひとまずほっとしました。

「~市」という看板がみえたとき、そして自分のマンションの明かりがみえたとき、心底ホっとした。

病気をしたから、当たり前のことがもともとありがたく思えてはいたけど、
さらに今回のことで思いっきり身にしみた。ほんとうに当たり前の事は、当たり前の日々は、なんとしあわせなことなんだろう。

帰ってからすぐに、持ち出すものの準備をしました。
ずっとそれをドアのそばにおいてあります。必要なものはだいたい入れました。

まだこれからも計画停電や地震自体への注意など、油断はできませんが、
ほんとうに皆様もお気をつけて・・・


とにかく命があればまず幸せ。
ついでになにかもうひとつ持ち出せればもうひとつ幸せ。
そう思います。
我が家ではそのもうひとつは鳥ドクターです。