いままで私は、体調がとんなに悪くても(ウツじゃなくても)、音に体調が影響することはありませんでした。

いままでの楽器歴で、2回くらいしかなかったんです。

それが、薬を変えて、ウツによる身体症状が一旦副作用も含めて激しくなったとき、

初めて、楽器において「調子が悪い」というのを体験したんです。

体調も悪くて、練習にも参加できなくなってきたうえ、

楽器の調子が今までのように変わらなければよかったけど、
「音」に影響してしまっている、そして体力がない。

12月の演奏会に出ることを、諦めようかとも思いました。

でも、12月の演奏会で一時休団する、大事な若い仲間たちが3人いた。
教え子を二人含んで。もうひとりも、音大受験に備えてのリズムトレーニングのレッスンはみていた。

だから、どんなにボロボロでも、一緒の舞台にたとう、と思った。

結果、やっぱり本来のワタシの音ではなかった。

でもこのまえ、ようやく、体調が少しずつ戻ってきたかな?というより、

「体調を悪化させていたようなストレスの仕事」が終わって、

心が軽くなったとたん、「音」が変わった、戻ってきてるのがわかった。


そして昨日、先生の合奏で、みんなと久しぶりに一緒に吹いて、
「完全に戻った」と感じた。プラス、一旦調子が悪くなって変なチカラが抜けてから復活したぶん、
前より音が丸く、厚くなった。

転んでもただではおきない、と誓っていたから、昨日の練習は吹いててほんと泣きそうなくらいうれしかった。
自分が吹いて出している音で。
「最強のときに戻った」と感じたし、仲間にも言った。笑
「最強に戻ったっしょ?」って。笑
プラスされた要素は、みんなは気づかないかもしれない。
でも、こんどの演奏会で、それが発揮出来るチャンスがある。

つづく。