何度も使える、アイスノンのようなひえピタを、ひたいに。
冷温両用の、本当は目につかう、そんなに冷たすぎないビーズの入ったアイピローを、首の後ろに。

その状態で、横になってるだけなってたら、いつの間にコタツで1時間ちょい寝てた。
父と弟がテレビで競馬をみながら叫んでる中、よく寝れたな。笑

そしたら、さっきよりかなり楽になった!
明らかに熱が下がってるのがわかる!手はまだあんま力はいらないけど。

不思議。体がやっぱ、回復しようとしてるのね。
ウツは自分ではどうにもならないけど、風邪は体ががんばってくれる。
なんとかなりそうだ。

そして、こんな状態で
診察も認知レッスンも、いくのは楽しいけどちょっと出かけただけでグッタリ疲れるような自分。
自分の団の練習も、帰るとグッタリ。

それなのに、いま、あの子たちのために、ここまで動けるのも、不思議。
いろんなもののチカラをフル活用してだけど、それでも、ふと不思議になった。

去年なんか、ウツ的にはよかったけど、ありえないカゼをひいてて、そこから発生したいろんな二次被害のおかげで常にフラフラの状態で、それでも、いまの10倍くらい通ってた。

急に、当たり前にやってたけど不思議になった。
自分の団のことより一生懸命にやってる。こんな状態なのに。

やっぱ、好き、だからだろうな。
そして、「いましかない」から。

自分の団の仲間も、もちろん大好き。他所にいったときとかウチの人たちって素晴らしいなって思うことたくさんあって、すごく誇りに思ってる。

それでも、生徒たちに一生懸命になる自分の原動力って。

オトナが出来ない、ストレートな「愛情表現」を返してくれること、そして、
さっきも書いたように、「いましかない」こと。
コンクールが夏に1回。文化祭が秋に1回。冬にウィンターフェスティバルが1回。そして春に、定期演奏会が一回。

ほかにもその間にイベントがたくさんあるけど、その中でも特に、コンクールと定期演奏会は特別。
コンクールは、「闘い」。あの子たちにとって、勝っても負けても、みんなが涙する闘い。

そして定期演奏会は、吹奏楽部にとっての「もうひとつの卒業式」。
こちらも、もちろん涙無しには語れない。

そんな、一度きりのことにかける彼女たちをみていると、力を貸さないわけにはいかないのです。

だからだと、いまさら気づきました。

というわけで、これからひと仕事します。例の贈り物を。