スイッチさえ入ればこんなもんだぜ。
老人ホームではたいてい、その月の誕生日のひとが貼り出してある。
ときどき訪問演奏のときは、ハッピーバースデーを演奏してくれといわれるときがある。
このチームでは初めてなので、今回も依頼されて書き下ろした。
老人ホームでのハッピーバースデーは、なんだか少し切ないときがある。
それが特に、普通の有料老人ホームじゃなくて、特別養護老人ホーム、略して特養ホームの場合は。
特養ホームは、医療設備を備えたホーム。
だから、なんだか切ない。
でも、考えた。
こんな歳になって誕生日なんて、っていうけど、
誕生日って、子供が初めて、親に出来る、親孝行なんじゃないかなって。
子供が産まれた日、それはきっとどんな親御さんも、そのときが一番うれしかったに違いない。
それってやっぱり、子供が親にする、初めての親孝行。
そんな親孝行、何回も何回も出来るのはすごいことだなって。
だから、いつまでもはぴばすで。
いつまでも親孝行。
