「幽霊人命救助隊」という本、ご存知?

直木賞作家、高野和明さんの著書なんだけど・・・・。

$みさめの闘病日記・・・うつくしく雨が降る・・・

私は、落ち込んだとき本を買う。読むと没頭して忘れられるから。

ある日も、落ち込んでて本屋さんに寄りました。

そこでまだ発売したばかりで平積みにしてあった、この本のカバーがド派手で、
タイトルもナゾだったので手に取ったら、

帯にかいてあったのが
「夕方までは死なないでください。僕たちが必ず助けてあげます」っていうコピー。

?・・・・ってあらすじをみたら、

自殺した4人の浮かばれない主人公が、100人の自殺志願者を救ったら天国にいかせてやる、って
神様と取引して、タイムリミット(四十九日だったかな?)までにがんばる、ってハナシなんだけど。

トンデモ設定だなぁ(^▽^;)、って思いつつ、パッと開いたら、
登場人物のなかのひとりが、ワタシと同じ名前だった。ビックリした。
そして当時すでに、この病気をわずらっていた私は、これはもう運命だ、って思って、即買いした。


んで、高野さんのことは何も知らずに読み始めて、ビックリ。

超面白い。超泣ける。超心に染みる。
なんだ、このひと。すごく文章に引きつけられる。

特に、うつ病をわずらっているひとたちは読んで欲しい。
主人公の4人はもちろん、登場人物たちもいろんな理由で死を考えているんだけど、

こんな重いテーマなのに、かるく読めて、リアルなこともちゃんと調べきってよく書いてあって、

とりあえず一気読みして号泣した。何回も何回も、笑うところも泣くところもあって、
特に我々のような病気持ちには、共感するところが多い。

名セリフもドサドサ出て来る。
帯のセリフが出て来たときも泣きそうってか泣いた。

読むと、

「自殺はしないって誓うよ」って思える、ファンタジーなのにリアルな説得力のある不思議な物語です。

そのあと、弟さんを自殺で亡くした友人に、この本をプレゼントした。
ありがとうっていわれた。やっぱり一気に読んだって。
通勤途中に読んでて、もう最後のほうとか泣いちゃうから無理!!って閉じたって。
電車の中で何度も笑ったり泣きそうになったって。
慰められたって。救われたって。

あの本は、自分がこういう体験をしてたり、家族がそういう立場にあるひとは、ぜひ読んでほしい。

もう文庫がとっくに出てるので、700円ちょいとかで買えるはず。


この本ですっかりファンになった私は、高野さんの本は全て読みました。
やはり一押しはもちろんこの「幽霊人命救助隊」と、

そしてデビュー作にして直木賞を受賞し、映画化もされた「13階段」

このふたつがオススメ。
「幽霊~」から入った私は、13階段を読んでビックリした。
13階段は、完璧なサスペンス。「幽霊~」とあまりにタッチが真逆でビックリした。
でもこれも、ものすごくおもしろくて一気に読破。
伏線がたくさんありまくりで、予想がつかなくて、
高野さんはほとんどの作品に「タイムリミット」があるので、
「間に合うの~!?」ってドキドキする。
超オススメです。
さぁ、みんな本屋へゴー!!!
そして気に入ったら、病気の仲間や、家族に読ませてあげてね。
ワタシはもう、何冊配ったかわからない。笑