美白、いや美博へ
林忠彦賞の展示をしてる、周南市美術博物館へ行ってきました。
林忠彦賞は、故林忠彦氏の偉業を後世まで伝え、アマチュア写真家の振興を目的に創設されたもので、今回で18回目になる。
今回の受賞は、リハビリの過酷な現実に生きる患者と、それに関わる人達を凝視した「ロマンティック・リハビリテーションである。
脳血管障害、薬物依存症、末期癌など、切実な状況下にありながらも、明日への希望を持ち続ける患者さんたちや、それを支える人達を見事に捕らえてる。
いつかは元通りになると一心に夢見る。
ハンディーを背負ったことで、生きる意味を問い直し、残された人生をどう生きるかを夢見る。
被写体となってる患者さん達の笑顔が素晴らしい。
「夢見る力」があるからなんだろう。
最近はデジタル技術が進化し、構図さえしっかりしてれば、色合いや色味は加工できるようになってきたが、健常者にはない笑顔が上手く撮影してあった。
林忠彦常設展もみたが、やはり林さんの写真は素晴らしい。
余白の使い方が上手い、これはタブーだろって思われる構図や画角なんだけど、見事綺麗に納まってた。
真似して出来るもんじゃないだろうな。
1995年に開館となった美術博物館。
当時の市長はたくさんの箱物を我々に残してくれた。
これは、美博のパンフレットなんだが、めくっていくとアレ!?
美博に相応しく人間が!
B吉が写ってるではないか!
美博のパンフにB吉が!絶対可笑しい!絶対似合わん!
「絶対写ってはいけない人が写ってる」とまで言う人がいる。
お姉ちゃんを二人たぶらかして、茶髪のおやじが茶してる。
実は、仕事の打ち合わせで訪ずれてた時に、パンフ用の写真の後姿をって、お願いされた。
林忠彦賞の写真展は無料です。
近くに行かれ際は、是非寄ってみてください。
写真を観賞して感動、パンフを見て笑ってください。
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