スプリングドライブ式ムーブメント Cal.9R65
を搭載したSBGA259に出会ったのは2019年
の秋でした。
スプリングドライブとはグランドセイコーのみに
搭載されるSEIKO独自のムーブメント。
ゼンマイのほどける力で発電し、クォーツに用
いられるIC・水晶振動子の電気信号によって
ローターの回転を制御し、正確な時を刻む、
という画期的なシステム。
日差±0.5秒という驚異的な精度を誇ります。
そんなスプリングドライブを搭載したモデルの
中で僕が選んだのは雪白ダイアルという美しい
文字盤を与えられたSBGA259でした。
2019年時点では、雪白ダイアルを装着した
モデルはSBGA211と同259。購入した
正規店には両方の在庫があったので、じっくり
見比べること1時間。
シルバーの長短針とブルーの秒針という若々しい
イメージの211もよかったのですが、諏訪の
雪景色に射し込む朝の光をイメージしたという
ゴールドのインデックスと長短針&秒針の259
こそ年齢を重ねた自分に似合う、という結論に
なりました。
ちなみにSBGA259は既に生産終了。雪白ダイ
アルを欲しい人は、SBGA211の一択です。
スプリングドライブの特徴は、なんといっても
滑るような秒針の動きの美しさ。見ていて
あきません。
8時位置のパワー・リザーブ・インジケーターも
購入を決めた大きなポイントでした。
最近は何故か裏側にパワー・リザーブ・インジ
ケーターをつけたデザインが増えているグランド
セイコーですが僕は大反対。だって、これがある
だけで高級感が増すと思いませんか?(笑)
(そう思うのは僕だけかな?)
とにかく、クォーツムーブメントを搭載した
SBGX113の購入から5年後に、スプリング
ドライブを搭載したSBGA259をそろえた僕は、
いよいよメカニカルムーブメントを搭載した
モデルの購入に向けて、資金作りと購入候補
モデルの絞り込みに入ります。
次回は2023年に手に入れたメカニカル・ムーブ
メント搭載のSBGR325について語ります。
お楽しみに。