JAL Life Status プログラムが発表された。

 

 

 

 

 

 

 FLY ONプログラムには変更ない。問題はJGCに加入する条件が跳ね上がったことだ。これは1年間のフライト実績を積んでJGCに入会する修行僧が消えることを意味する。このことについて考えたい。

 

 JGCは加入すればワンワールドサファイアステイタスを永続的に得られる。今まではJMBサファイアを達成すれば加入できた。本来なら達成して1年ちょっと有効なステータスを永続できるのでそれが妥当なのかという事。それがJALに対する今までの貢献度という指標に切り替わった。

 

 問題は修行僧が消えるという事だ。修行僧は閑散期に飛行機に乗ってくれる存在。コロナ過でも経営の助けになったはず。Life Statusはポイント獲得条件は割とふわっとしている。今までは厳格に決められたFLY ON POINTを計算しつつ、あと何ポイントで達成だからこの便に乗るという攻略をしていた。それが長距離マラソンになったら誰も短期的に走らないだろうという事は想像できるが、長期的にも別に頑張らないだろう。マイルやカード使用、決済システムの利用もポイントにはなるが、こちらは競合が多い。だから使うという判断には至らない。

 

 私の場合だが北海道や沖縄にファーストクラスで往復してサファイアを達成した。その時「ファーストクラスって食事が出てお酒が飲めて優雅だな」と思った。これはJGC加入が無ければやってないことだ。そういう人たちは多くいて、売り上げに貢献していると思える。

 

 じゃあそういう人達はJGCに不要かと言えば、そうでもないだろう。私は家族の分も会費を払い、ベトナムに行く際もJALを選択した。成田国際線サクララウンジは満足のいく滞在だった。もしステータスが無ければベトナム航空を使ってた。要するにJGCになっていればJALを優先的に使うので、囲い込みができるということだ。そもそもJGC会員はお金を使って加入し、年会費を払っている。修行僧に冷たく当たる筋合いはないと思うのだ。

 

 Life Statusで1500ポイント貯めた人はそれはJALに貢献してきた人だろう。そういう人にステータスを与えるというのが本来あるべき姿なのかもしれない。いずれにせよ「修行僧は排除」される。