口笛の間奏が終わり最後の畳み掛けと言わんばかりの大サビに入る…がもはや声が途切れ途切れだ。
さー…てをつ…いで………
…桜井が口元に持っていたマイクを両手に持ち腰辺りに下げた。
普段であれば何ともない動作ではある、がこの時はまだ歌の途中だ。
そして深々とお辞儀をする。
ここから客全員が桜井を助けるかの様に合唱が始まる。
何度か桜井も歌に戻ろうとするものの口笛のあの高いキーは既に出せない。
曲が終わり暗転。
田原がまず始めに桜井の元に寄り、ナカケー、jenがステージの真ん中に集まり何やら2、3分ほど話し込む。
桜井
あの…ほんとに、ほんとに申し訳ない。
僕のコンディションの問題で…続けられないかもしれない。
このまま続けるのはプロとして、こんな歌は聴かせられない。
客からは悲鳴やえええ!といった反応。
桜井はファンの反応に悩んでいた。
桜井
んー…でもねー…
ここで田原が桜井のマイクを借りる。
田原
ほんとにすいません。
遠い所から来てる人も居るよね。分かってる。
でもね、このまま続けてもし歌えたとしても、まだまだある。
ここで無理して声が出なくなったらMr.Childrenが終わってしまう。
桜井
ほんっとに申し訳ない。
今日しか無理って人やこの日の為に開けてくれた人もいるよね。
ごめんなさい。
また、、また必ずやりますので!
jen
あのー、ねチケット捨てないで取っておいてよ〜!
またね、ほら、必要になるかもしれないし、何かアナウンスあると思うから!
ファンを宥める様な柔らかくも田原らしい厳しさが垣間見れ、この発言により会場の空気は途中中止を受け入れる態勢に入っていったのだ。
観客は納得してスターティングオベーションで拍手をする。
この拍手に桜井は「ん?何の拍手ー?笑」と笑ってケロッとしていた。
田原の発言によりファン以上に桜井が安心したのではないだろうか。
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名古屋公演のリベンジはMr.Childrenデビュー日の5月10日に決定。
本当に色々なことがあったけど、復活した桜井和寿とこの記念すべき日がどの様な日になるのか楽しみだ。
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※発言やレポートは記憶を辿ってるので一字一句正しくはない場合や違う点があるかもしれないです。