<目黒散歩 2>
目黒不動尊の近くに五百羅漢寺があります。
この寺に写真の 「さくら隊原爆殉難碑」 が建っています。
丸山定夫ら9名の新劇俳優の移動劇団さくら隊は広島で被爆し全員が亡くなりました。
丸山は大正・昭和の新劇のリーダーの一人として活躍しましたが
被爆後、8月16日に大変苦しんだのちに亡くなったそうです。
他の人たちも同じように亡くなりました。
この碑は、新劇運動の仲間だった徳川無声らが犠牲者の哀悼と
非人道的な原爆投下への抗議のために1952 昭和27年に建てたものです。
碑の裏には宮崎白蓮の歌が彫られています。
原爆のみたまに誓ふ人の世に 浄土をたてむみそなはしてよ
なお広島市の平和大通りにも1959年にさくら隊の記念碑が建てられたそうです。
五百羅漢寺は元禄時代の1695年に本所に創建され、
松雲元慶禅師が独力で彫りあげた等身大の五百羅漢の木像が評判になりました。
しかし明治時代に衰微し1908 明治41年に目黒に移りました。
今の立派な寺に再建されたのは1981 昭和56年のことです。
現存する305体の羅漢像には圧倒されます。
有名な尼僧が住職だったりといろいろ話題の多い寺ですが、
資料室(聖宝殿)にはさくら隊の資料も展示されています。
