写真は有名な明治神宮の南参道に建つ日本一の大鳥居です。
参道の両側には大小の樹木が鬱蒼と茂ってむこうが見えません。
神宮の創建以来手を入れてない森だそうです。

 

 

 

 

 

 

本殿の前には左右に3本の楠が立っています。
1920 大正 9年に神宮が創建された時に植えたものです。
もう
100年たつのですね。
まるで剪定しているように格好がいいですね。

明治神宮は皇室の御料地だったこの場所に明治天皇を祭神に創建されました。
大きな杉の森の中にという意見もあったそうですが
全国からの献木約
95,000本と青年団の勤労奉仕で神宮の森が造られたといいます。

それ以来
100年間参道の落葉を森に返す以外は人の手を加えていないそうです。
自然の遷移を観察する壮大な実験でしょうか。
森の中を歩くことはできませんがきっと貴重な動物や虫たちが生息しているでしょう。

ところでこの場所は幕末には安政の大獄の彦根藩井伊直弼の屋敷地でした。
歴史の皮肉を感じますね。

その時代に樅(もみ)の大木が屋敷に立っていたそうで
家臣がこの木に登ってペリー艦隊の動きを探ったという話があります。


嘘みたいな話ですがこの木は南参道に1945 昭和20年に空襲で

焼失するまで立っていました。
そしてこの木が代々木という地名の由来だそうです。