庭の雪が消え、草の乱れた姿も戻りつつあります。
ヒトリシズカが見頃ですが
意外と速く葉を開いて姿を変えてしまいます。
花が終ると草全体が大きくなり、花茎も伸びて実が熟します。
すぐ傍には早春の花コセリバオウレンの実が熟しつつあります。
やがて種を周囲に飛ばして殖えていきます。
ショウジョウバカマも咲いています。
この草は意外と気難しくて、蕾があるのに咲かない年もあります。
葉の先端から芽が出るという特技を持っています。
写真左の花の下の小さな葉がその例です。
花が終るとビックリするほど花茎が伸びます。
下は鉢植の白花です。
丈夫な小形種で、毎年花を見せてくれます。
冬に葉の色が変わるのですがあまりきれいでないのが残念です。
これはスハマソウです。
私は山野に咲く素朴な花しか興味ありませんが
改良したが花が出回って素朴な花は手に入れにくくなってます。
自生地は日本海側のようですが、庭に植えると消えることがあります。
鉢植で元気に育ったのに花が咲かなかったりと、意外と難しいです。
写真上の花は小形の種類ですが、実生の初花です。
2017年春に花が咲き、こぼれた種が秋に発芽
2018年に新株だけを小鉢に集めて育てました。
翌春に花が咲くかと期待したのですがそうはいかず
今年最初の一輪を見たというわけです。
来春にはどの株にも花が咲くと思っています。
下の花は薄い桜色で上品な花です。
これも同じ鉢に実生の株が育ってますので楽しみです。
自然の山野に花を訪ねるには不便な都会生活ですが
庭に植えたり、鉢で育てたりすると
その草の一年間の姿を観察できる楽しみがあります。