(「ガイアナってどんな国? 1 基本情報編」の続き。)
ガイアナの首都はジョージタウン。
ディメララ川が大西洋に流れ込む河口の東側に位置する。
他のカリブ諸国同様、ガイアナもイギリス・フランス・オランダによる争奪合戦が行われた結果、この町の名前は、「ロンシャン(Longchamps 仏語)」→「スタブローク(Stabtoek 蘭語)」→「ジョージタウン(Georgetown 英語)」と変わったらしい。
そんな昔の名前が残っているのが、スタブローク市場。
上の写真はあいにくと逆光で分かりづらいのだが 、赤と白のコントラストが綺麗な、とても目立つ建物だ。
(カリフェスタのグランドマーケットで再現されたもの)
建物の外にも露天のお店がずらっと並んでいる。
平日の朝から、地元の人達で溢れかえっていて、ベトナムのホーチミンにあるベンタンマーケット(ベンタイン市場?)を思いだしたよ。
目を引く建物は、ほかいもいくつかあって、
1834年に完成したルネッサンス様式の国会議事堂
(堂々とした立派な建物!)
裁判所(多分・・・)
コロニアルスタイルのレッドハウス(Cheddi Jagan Reseach Centre)
1889年地区のネオゴシックスタイルの(旧?)市庁舎
(修復してペンキを塗りなおしたら、もっと素敵に見えるはず!)
教会もたくさんある。
木造建築としてガイアナで一番高い(43.5m)セント ジョージ アングリカン大聖堂(1899年築)
聖母教会大聖堂(Immaculate Conception Cathedral)
セント アンドリュース スコットランド教会
モスクや
ヒンズー教寺院もあちこちに見られる。
ちょっと変わったところでは、1972年に国際会議(外相会議?)で、VIPラウンジとして使うために作られたウマナヤナ。
15m以上ある大きな小屋(?)で、ガイアナの内陸部に住むワイワイ族によって、彼らの伝統的な建築法を使って建てられているらしい。(釘は1本も使われていないらしい。)
他には、バービスというオランダの植民地で起きた奴隷の反乱のリーダーのコフィをたたえた1763モニュメントや、
灯台、
綺麗に整備されたプロムナード ガーデンズ、
その他、博物館や図書館など、街のあちこちに見所が散らばっている。
観光スポット以外でも、時折垣間見えるガイアナの生活の様子も興味深い。
トラックに混じって今でもバリバリ現役で活躍する馬車、
(あちこちで見かける!)
空港からジョージタウンへ向かう途中の街で見かけた放し飼いの豚!
(かつて、NZやタンザニアやベトナムで道路を横切る牛や山羊や羊を見たことはあったが、豚は初めてかも! )
海抜−90cm のジョージタウンの水はけが悪そうな様子。
それから、手に汗握る車の運転!
上の写真、走っているのは中央分離帯で仕切られた片側2車線の道路ではない。
片側1車線の対面通行の道路の反対車線を使って、一気に10台くらい追い越そうとしている場面の写真である。
対向車がギリギリに迫ってくるまで「怖気付いて左車線に戻ったら負けだ!」とばかりに反対車線をぶっ飛ばす。
ベトナム以来の恐怖体験で、ガイアナ旅行からトリニダード・トバゴ(以降T.T)に戻ってきた時、T.Tの車の運転がすごく安全運転に思えたほど!
恐るべし、ガイアナのドライバーたち!
さて、ガイアナ観光なのだが、前回の「ガイアナってどんな国? 1 基本情報編」の最後で触れたように、今回の訪問では、首都のジョージタウンしか見られなかった。
今まで訪れたセントビンセント及びグレナディーン諸島、セントキッツ・ネービス、セントルシアと比べても、滞在時間が短かった上に、小さな島国と違い 他の観光地に行くのに移動距離が長く簡単に車で見て回ることができないのだ。
ということで、今「冒険に出るならどこに行きたい?」と聞かれたら、「ガイアナにあるカイエチュール滝と、イオクラマフォレストと、ブラジルとの国境に近いサバンナエリア!」と即答する。
(私の夢を実現できるのはこんな旅程。「https://www.guyanatourism.com/guyana-rainforest-savannah-wildlife/」)