Azvert Fujisawa Ladies Blog

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アズヴェール藤沢レディースのブログ

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アズヴェール藤沢レディース監督の廣井です。

今シーズンは新型コロナウイルス感染拡大により、コロナウイルスで始まり、コロナウイルスで終わる今まで経験したことがないシーズンになりました。
まずは、少しでも早くコロナウイルスが収束することを願っています。

それでは、今シーズンの振り返りをしたいと思います。
今シーズンは4名でのスタートから始まり先行き不透明な中、同クラブ内のフルリールから2名の加入があり、やっと試合ができる人数になり目標に向けスタートを切りました。
と思った矢先、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で活動自粛。
手探りの中、オンライントレーニングを始めコミュニケーションを取ってきました。
活動自粛が明け活動再開したのが6月。リーグ戦の開催自体が不透明な中、まずは8月に全日本女子フットサル選手権が開催しました。
今シーズンのレディースの目標は優勝などとは程遠く、まずは目の前の試合を全力で戦い1得点、そして1勝することでした。
そんな中始まった選手権は、何と1回戦で今シーズン公式戦初勝利、一つの目標を達成することから始まりました。
9月からリーグ戦の開幕が決まり、1ヶ月間で5戦それも開幕2戦は連戦、人数が少ないうちにとっては本当に未知の世界でした。
それでも、選手が必死に戦い負けはしましたが、どこか充実感のある気持ち、不思議な感覚がありました。
そして、3戦目からは復帰した選手の加入。これは本当に嬉しかったです。
それでも、その後も勝てない試合が続き、残り数秒で勝ちを逃した試合もありました。
あれは、しんどかったですね。
フットサルの怖さを知りました。
努力しても報われないのかと不屈になることもありました。
それでも諦めず前進するのみ。
シーズン終盤になり、段々チームもできることが増えチーム力が上がり手応えも掴んできました。
そして最終節、決してスマートな試合ではなかったですが、レディースらしさを存分に発揮し最後まで諦めず同点に追いつき終了。
今シーズンのリーグ戦、結局勝てませんでした。
でも、自分たちの力は全て出し切れたと思います。
今シーズンはコロナウイルスの影響から、フットサル以外のイベントごとや遠征などもできなかったため、純粋にフットサルと向き合う時間が増えました。
言い換えれば、フットサルだけで繋がった仲間、チームでした。
自分自身、初めてのことでしたが、貴重な体験ができたように思います。
新たな価値観も発見でき、個人的にも成長できた一年になりました。

自分にとって、今シーズンが最後のシーズンになって本当に良かったと思っています。

コロナウイルスという未曾有の状況の中、公式戦開催にご尽力頂いた関係者の皆さまには大変感謝しております。
また、無観客試合のため会場には来れなかった中応援して頂いた皆さま、間違いなく選手には声援が届いていました。
ありがとうございました。
ただ、今シーズンのチーム、1試合でも観てもらいたかったですが、それが叶わずそれだけが心残りです。

さて、クラブHPでも発表があった通り、来シーズンは一旦レディースの活動は休止して、再来シーズンに向けて再出発するための準備期間となりました。
2006年にレディースを立ち上げ、ここまで15年突っ走ってきました。
現メンバーをはじめ、レディースに関わって頂いたOGの皆さま、どんな時も選手と同じように全力で応援して頂いた皆さま、心より感謝いたします。
またお会いできる日を楽しみにしています。
ありがとうございました!


レディース監督 廣井仁
1年の振り返り
初めてブログというものを書いています。
選手の方からスタッフも書いてとの話をもらい、初めての事に戸惑いながら1年の振り返りをしてみました。

ブログは不特定多数の人に見てもらえるものだからこそ変な事を書いてはいけないと思う反面、自分が思っている書きたい事を書かないブログになんの意味があるのかとも思ってみたりしたので素直に考えた事や感じた事を書いてみようと思います。


この1年のクラブとしての活動を振り返るにあたって新型コロナウイルスという社会生活に大きな影響を与える存在について言及しない訳にはいかない。
まず最初に感じたのはフットサルも含めてこれまで当たり前だった生活が当たり前でなくなるのではないかという恐怖心を抱いた事だった。
私の好きな言葉の1つに金子みすゞさんの詩にある「みんなちがってみんないい」という一節がある。
私と小鳥と鈴とという詩の中で、私は小鳥のように空を飛べないが地面を走る事ができる。鈴のように身体を揺らしても綺麗な音は出せないが色んな唄を知ってるよ。
だからみんなちがってみんないいと締め括ってあり、それぞれの個性や特徴に対する優しさで溢れたとても素敵な言葉だと思う。
1年前、テレビで国民全員が同じ方向を向いてコロナ対策をしなければいけませんと大きく報道されているのを見て先ほどの言葉が自分の中で揺らいだ。
みんなちがっちゃダメじゃん!
スーツケースを持って歩いてる人を見かけてダメじゃん!
飲食店に入って行く人を見かけてダメじゃん!
自粛警察という言葉が生まれるほどに他人の行動に対して眼を光らせる人たち。
この先の不安だったり、自粛によるストレスで自分に余裕がなかった私も同じように誰かを責めたくなった。自分がうまくいかない事を何か別のもののせいにしたかったのかも知れない。

そんな中シーズンがスタートして、自チームの練習や他のチームとの試合が、協会が定めたガイドラインに沿った感染対策をした上で行われていった。
見ている人たちからすればリーグ戦の結果だけ見ると失敗のシーズンという風に映ったと思う。
実際、全試合の後に悔しい思いをした。
しかし、今シーズンのレディースはリーグ戦に出場できるかどうかすら怪しい状況で活動をスタートし、以前から続けている選手、これまで県1部での経験がなく年齢的にも最後にチャレンジしてみたいという選手、昨シーズン一度は退団したもののフットサルへの想いが再燃して出戻った選手、とこれまでにないほどそれぞれの状況が異なるメンバーで構成されており、最後までこのメンバーで戦えた事がもはや成功と呼べると思う。
ウチは人数が少なくても練習の参加率は高い。しかし、子供がいて仕事もしている選手はやはり参加回数が少なくなるが参加できる時に必死に頑張り、周りもそれをちゃんと受け入れる。

練習参加率ナンバーワンの最年長者は自チームにピヴォ当てという戦術をもたらし、密かに狙っていた県1部リーグでのゴール(おそらく歴代最年長?)を決めた。
出戻ったメンバーを全員が快く受け入れてそれに報いるかのようにその選手が結果を出しチーム内得点王となる。
元からいる選手たちの存在感は、大き過ぎてもはや語るまでもないといった感じだ。
そんな姿を1番近くで見ている内に、やっぱり「みんなちがってみんないい」なんだと思った。
フットサルがそれを教えてくれた。
全員同じ目標に向かってまとまっていれば、それぞれのプレースタイルが違ってもそれぞれの個性がそのチームのカラーになる。
コロナ対策も同じだと思う。来てもらう側と行く側がいて、それを遠くから見ている側もいる。
コロナ後に自殺者の数が急増していると聞いた。その数はコロナにかかって亡くなった人より多いだろうと。

それぞれに人生があって重要な事はそれぞれ違う。重要なのは足を引っぱり合う事じゃなくてお互いを尊重し、その中でできる限りの事をがんばりましょうという事だと今シーズンのレディースを振り返って思った。
そして、そんなレディースを長く率いてきた廣井監督が今シーズンで退く事になった。
人生において影響を受けた人を挙げろと言われれば皆さんも何人か思い浮かぶと思う。私にとってのその1人が廣井監督だ。自分にはできないと思う事をできる人。
そう思う人と長く時間を共にできた事が私の財産であり自慢でもある。
そして、その廣井監督のラストイヤーでアズヴェールのトップが関東参入を決めた事はこれまでの努力や悔しさが結果となって返ってきた証だと思う。
本当におめでとうございます。
そして、お疲れ様でした。


長くなりましたがこの1年の活動を振り返ってみました。
お読みいただきありがとうございました。
トレーナー⭐︎まっちゃん
例年以上にチーム存続が危ぶまれたシーズンはじめ。
ありがたいことに、アズヴェールフルリールから2名が入団してなんとかスタート。

その矢先のコロナの流行。
個人的に7月に出産予定だったため、9月くらいかなと目論んでいたマネージャー業復帰も、無観客のため子供を連れて行かれないので復帰を果たせず。

結局、シーズンを通して練習やミーティングに顔を出すこと片手で数えられる程度。試合は神奈川新聞社杯の1試合のみ。

なので、2020シーズンの振り返りをブログでお願いしますと連絡がきても正直簡単にはみんなの努力を振り返るのは申し訳なさすぎて、断ろうかと思ったほどのダメマネージャーっぷり。
それが私にとっての2020シーズンの全てと言ってもいいくらいです(笑)

結果は出せなくても、どんなに厳しい状況でも自分たちの信念を貫き通してきたチームメイト。
本当に尊敬しかありません。

シーズン最後のゲーム会ではまったく動けない私を優勝させてくれてありがとう!✨


この厳しいご時世の中、チームのスポンサーをしてくださったみなさま。
試合を開催してくださった神奈川フットサル連盟のみなさま本当にありがとうございました。

マネージャー⭐︎まいまい