朝は真っ暗。曇天。
地下鉄で教室へ。
先生は、1.2分遅れてやってきた。
その間、廊下では皆さんフィンランド語で世間話。
今日は中国の方の姿も見えない。

席に座ると、どうも私の隣は敬遠されているような感じ。
フィンランド語も通じないし、面倒よね、
と思いつつも、少々傷付く。
全員で8名なので、誰かは生贄にならなければならないのですよ‥
以前もお隣になった方が座った。
彼女はたぶんかなりの高齢で、英語の予習も特にはしてきていないのだが、
私への抵抗感は少ないようで救われる。
以前息子さんの彼女が日本人だったらしく、とてもいい方だったとのこと。カップルとしてはうまくいかなかったけれども、今でもいい友だちで、日本人にはいい印象を持っている、と言ってくれる。

授業の途中、ひとりの女性が、テキストが難し過ぎる、去年の授業の方が良かったと
先生に言い始めた。
途中からは全部フィンランド語の会話でよくわからなかったが、お隣の方が、難しいと言ってるのよ、と教えてくれる。
ちなみにその発言の方、前回は同じグループになったのだが、ほとんど目も合わせてくれなかった。
女性ばかりのコースだと、しばしば女子っぽい雰囲気が流れて、疲れる。

授業後、先生からこのテキストどう思うと聞かれたので、私は好きですよ、以前別のクラスで使ったこともありますし、とお伝えした。
授業内での話の流れ全ては聞き取れなかったのだが、もしかしたら途中でテキストを変えることもあるのか⁈と聞いてみると、
今季はこれを使い続けて終わらせて、
次の春コースからはStepping stonesにするかも、とのこと。
Stepping stonesはフィンランドの英語の教科書。
文法クラスで、移民向けクラスを除いて、フィンランド以外の英語の教科書を使うコースは私にとっては有り難かったが、
無くなりそう‥と悟る。

帰り道、自転車ステーションに向かっていると、以前ペアになったことのある同じクラスの方と一緒になった。
授業で、あの女性は先生の英語が早過ぎる、と言っていたのよ、とか、
私の隣にすぐ座らなかったのは、先生が毎回ペア相手を変えるように、と言っていたからよ、とか、
なんとなくやるせない私の心をよんだかのようにフォローしてくださった。
そして、来週はモロッコに旅行へ行くからお休みして、その次は秋休みでお休みになるけど、その次また会いましょう、と挨拶して去って行った。
この教室遠いし、フィンランド語盛りだくさんだし、もうやめてもいいかも、と思った心も通じたか‥。
英語というより、もはや人生勉強の場。


ベルゲンから唯一持ち帰ったもの。
食べかけのスープの粉。
彼の地では単純にお湯に溶かして飲んだのだが、ビミョーなお味。妙な酸味⁈


捨てようかと思っていたが、よくよく見ると10分の表示があったので、戻ってからもう一度使ってみようと思いなおす。


イカ、エビ、お野菜を煮て、


粉を投入。


うん、普通に美味しい。大丈夫。