★始まり・3★

『ミッツとしぃチャンくっついたなぁ。俺達もくっついちゃう』

『はっ何言ってんの』

『そぉゆうと思った(笑)』

こんな会話はいつも。

この頃の私は雅樹を好きになっているコトはきづいてもなかった。

雅樹もふざけてウチに

『付き合って』

とか、言っているのかと思っていた———

そんなある日——

『ゆう、あっチャン雅樹を好きなんだっていいのッ』

と、しぃチャンがウチに言ってきた。

『そうなのいいのって言われても』

『あとで泣いたって遅いんだよ雅樹はゆうを好きなんだよ』

『そんなの冗談だってぇ好きなわけないじゃんウチも気にしてないし』

しぃチャンはもう知らないって怒って帰っていった。

好きなんだよって言われてもねぇ…

雅樹は一緒に話して楽しいし、素を出せるし。

好き

わからない…

悶々とした。

別に…いいや

そんなコト考えたら、急に意識してしまう私

そんなとき

『ゆうちゃぁぁぁん』

振り向くと……

雅樹だった

意識しちゃう…