【配信ライブ】7/4中井智彦さんSinger Song Actor Vol.2ライブレポ | あずさの時々観劇レポ

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大人になってからのミュージカルファン。神田恭兵さん、中井智彦さんのファンです。どうしても書き溜めておかないとと思った舞台の観劇レポを時々綴ります。

7月4日13時から、中井智彦さんの配信ライブがありました。

 

コロナ自粛期間中、中井さんはいろいろな活動で私たちに、音楽と歌声を届けてくれました。

 

まず、6月3日に発売された、初のミュージカルアルバムCD。

 

 

 

それから、自粛期間中、ご自宅から頻繁にたくさんの曲をアップして、素晴らしい歌声で私たちを支えてくれた、YouTubeの公式チャンネル、「今、あなたに届けたい歌」シリーズ。一曲一曲に、中井さんの今の想いが込められていました。

 

 

 

さらに、緊急事態宣言解除後の一番乗りで、ライブハウスから配信で届けてくれた、オンラインライブI Live Musical Vol.1。いつもの相棒のピアノの長濱司さんと、ギター成尾憲治さんでたった3人、だけれど照明やカメラをこだわりぬいて、久しぶりの「本物の」ライブを、いち早く配信で届けてくれました。ライブの歌声と、音楽を渇望していた砂漠みたいな心に、染み入るような感動と喜びのライブでした。以下はその時の、「心の瞳」です。

 

 

そして昨日7月4日は配信ライブ第2弾として、水野貴以さんをゲストに、同じバンド編成で。いつもソロライブでゲストを招くことは少なく、自分だけで勝負する硬派な印象の中井さんのライブですが、貴以さんと中井さんのデュエットは本当に素敵なので、これは納得の、シリーズ初のゲストでした。中井さん&貴以さんのデュエットの素晴らしさを是非、このホールニューワールドで。

 

 

昨日の配信ライブでは、二人のデュエットでミス・サイゴンから「世界が終わる夜のように」、美女と野獣から"Beaty and the Beast"、そして中島みゆきさんの「糸」を聴かせてくれました。

 

これはミュージカル俳優さん共通の特徴かもしれないけれど、映像の世界の歌手とは違い、中井さんは歌うとき、歌の世界に生きていて、空間に歌をのせて、会場の皆にその世界を届けようとしてくれます。だから配信でも、カメラに向かって歌うということはこれまではあまりしなかったように思ってきました。それが、たぶん、このvol.2では、カメラを通して画面のこちらの一人一人に歌を届けることを意識して歌ってくださっていたと思います。こちらに向かって歌ってくれる中井さんは、配信ならではで、とても素敵でした。 

 

配信ライブも増えてきた今、中井さんの配信ライブを2回経験して、私的にわかった配信ライブの快適な受信方法のコツ。

 

【環境整備として】

①自宅内のなるべく電波環境のよい、密閉できる場所を探し、(家族に協力を求めて)ドアを閉めてそこに立てこもる。

②視聴中は電気を消して真っ暗に。

③私の場合、iPhone+ワイヤレスイヤホンの組み合わせが、ノートPC+ヘッドホンよりも音がベターでした。(両方試した結果。私の場合、iPhone+ヘッドホンは試せてません)

 

【視聴中の電波安定のために】

①中井さんライブはツイキャスでしたが、画質が「高」、「中」、「低」と3種類から選べました。私は「中」で大丈夫だったけれど、その時の環境に合わせて、低画素を選ぶと電波が安定する。

②ライブ中はコメント欄は表示せず、歌に集中する。これも、電波安定と集中の秘訣。(トークコーナーでは部屋の電気もつけて、ばんばんコメントしました。)

☆この2つの中井さんからのアドバイスを実行しただけで、同じツイキャスで受信したvol.1に比べ、電波不良による中断は今回ほぼなく、とても快適にライブに集中できました。是非、お試しください!

 

中井智彦さん公式HPより セットリストと想い

 

 

先日のTipTapも、今回の中井さんも、配信ライブが増えてきて、受信環境をよくするためのヒントも、主催者がアドバイスしてくださるようになり、配信ライブの環境もぐっと改善してきた気がします。

 

中井さんは、「この新型コロナウイルスはとても怖いものだと思っています」と話していらして、だからこそ、本当は同じ場所で生で届けたい音楽を、今は「配信」にして、でもその他のできることを全部工夫して、歌の世界を届けてくれました。

 

舞台と同じように、配信する中井さんの側は、観客の表情も反応も見えない中、歌うことはやりにくいに違いないけれど、そうすることで私たち観客の安全を100%確保し、でもいつもの仲間とプロのスタッフさんたちと、ライブハウスから本物のライブを届けてくれる。今、この状況での最も安全な、ベストの形だったと思います。その使命感と思いやりのバランスと、それを一早く実現してくれたことがとても、中井さんらしくて、嬉しいなと思いました。

 

この先には、ライブハウスにも観客を入れ、現場+配信の形でのライブもできるはずだと、考えているとのこと。東京の感染者数が急増していて、この先配信ライブがまだしばらく続くのか、ライブハウスもソーシャルディスタンス仕様で私たちもまた入れるようになるのか、先行き見通せませんが、中井さんの配信ライブのチャレンジは、ファンとしてとても嬉しくて、幸せでした。

 

一刻も早く感染を収束して、ライブも劇場も、また生で観られる日が戻ってくるのを祈ります。ビリーエリオットもナイツテイル in コンサートも、観られますように。