皆様、御久し振りで御座ひます。
この暫くの間、あたしは色々な物事に追はれ、それなりに忙しひ日々を過ごしておりました。
その中で、思つたこともたくさんあります。
これはあたしが思ふ主観で御座ひますが
恋をしなひ方などいないと思ふのです。
といいましても恋は一方的なものであり
愛とはまつたく異なるものであることを自身の中で解釈しております。
「あたしは恋などしなひわ」
と仰る方もおりましょう。
でもそれは恋といふものを知つているからではないでせうか?
いえ、これもあたしの個人的な考えですので
事実と異なりませう。
さて、ここでひとつ。
つまらなひ話をいたしませう。
御暇つぶしにでもなれば幸ひです。
青く透き通つた空
春の澄んだ空気の中で
黄昏時
肌寒ひ
でも暖かひ
頭一つ分背の高い貴方
綺麗な瞳の貴方
色白で
暖かひ雰囲気の貴方
優しひ
けれど
誰にでもある欲望
単純で
だからこそよく分からなひ
貴方は美しひ
でも貴方の過去は純粋すぎて美しくなひ
今の貴方の仮面の下は…
くすんで、美しくはなかつた。
貴方のため
いえ
これは恋ですから
私自身のためだつたのかもしれませむ。
幾度となく
涙を流して
只感傷に浸り
無気力になつてみたり
嗚呼
本当に
恋の渦中にいるときは
これは愛だ、と。
そう思つてしまふものなのですね
私は貴方を
好きだつたのでせうか
それとも
貴方に恋している私が好きだつた
それだけなのではないのでせうか
今でも…貴方を……
嗚呼
愛しひ気持は誰への物?
それとも
そんなものなどはじめから無かつたの?
ねえ……
朝に出会ふ貴方は
決してあたしを見てなどいない
いいえ
あたしを見てくれたことなど無かつたかもしれませむ。
でも
貴方の傍にいたのは