ホラー要素は全く無くて、どちらかというとミステリー近未来SFゲーム。


宇宙空間なので動きは基本ぬるぬる。

スパイダーマンプレイしてからこちらに来たから移動の速さにストレス感じてしまった。


グラフィックはあまり綺麗じゃないけれど、初期PS4のスペックだと微妙なのか地味に重い。

アプリケーションエラーが何度か起きた。


攻略のためのナビとかが無く、途中詰まったりもしたけれど攻略サイトを頼るほどの難易度ではない感じ。


















↓↓↓ここからがネタバレ↓↓↓

































2035年の地球は既にエネルギー資源を使い切り、砂漠化が進んでしまう。

人類は新たなエネルギー資源Helium-3を月で見つける。

アイザック・ヨハンセンが発明したMPTと呼ばれるアンテナで、月から地球にエネルギーを光速で送ることができるようになる。

しかし2054年に大停電が起きる。月からのエネルギー供給が止まったのだ。

その5年後、主人公(ムーンマン)はクレア・ヨハンセン(アイザックの娘)と共になぜ止まったのかを調べることに。



クレアとムーンマンが滅びゆく地球でなんとか準備したロケット。砂嵐で飛行不能になる前に乗り込むことから始まる。

クレアはサポートなのでムーンマン1人で搭乗することに(クレア出番少なめ)

ちなみにムーンマンの常に無口。



月に隣接している宇宙ステーションに着くとどこもかしこも停電していて、エレベーターで月に降りるために電気を復旧しながら探索することに。

探索していくとクレアの背景が分かる。

クレアは2人姉妹で、地球で起きた砂塵嵐で母を亡くしている。

このことで父が地球を見限り、妹(キャシー)を月に連れて行ってしまったらしい。このときクレアと父は仲違い。妹は月で暮らすも、成長不全を起こしてしまう。しかもこの時父は「月で暮らす方がいいに決まってる!!」とか言ってるクズ。

優しいクレアは妹と""の安否を心配してロケットを準備してくれた。




↑007ゴールデンアイを思い出した


とまぁ、電気ビリビリを乗り越えたり、宇宙空間に投げ出されたりしながらも月に到着。

今度は月を探索。

探索していると、ASEという壊れたロボットを見つける。丸っこいフォルムでめちゃ可愛い。

こいつのおかげで映像を見ることができ、物語の詳細も分かってくる。



↑めちゃ可愛い相棒ASE




2048年に起きた人体冷凍保存機能不全(冷凍休眠して解凍に失敗して死んだ)事件の生き残りであるマッカーサー。

この事件のせいか分からないけど、地球を見限りエネルギー供給を独断で止め、Outward()で外の宇宙へ行くよう皆を説得。アイザックも同意し、核融合炉を止めた。説得に応じなかったものは無理やり連れて行くことに。

そのせいで月面は無人になり、エネルギー供給もストップ。


不審に思った宇宙ステーションから2名が派遣される。

サラ・ベイカーとロルフ・ロバートソン。

2人で色々調べていくも、宇宙ステーションの偉い奴が40分で酸素が切れるから40以内に戻って調査して戻ってこいとか言ってくる。

残り時間わずかだけれど、二手に分かれて調べていると、マッカーサー一味が仕掛けた罠でサラは閉じ込められてしまう。偉いやつが時間内に帰ってこないなら置いていく!とか冷たいことを言い出す。ロルフとサラはもう少し待ってくれ!と言うも、サラは攻撃的なASEに気絶させられる。無事ロルフは間に合い、地球へ生還。

しかしサラは独り月に取り残される。

ここから孤独と戦いながらMPTに何が起きたのか調べることに。



主人公はそういったさまざまな記録を辿りながらサラが最終的に向かった核融合炉に向かうことに。

この時モノレールがところどころ破損していて(マッカーサー一味に破壊された)、修理しながら行くことになる。

核融合炉に着く手前、モノレールの線路でクレアから連絡が来る。

「砂塵嵐が酷くなってる。早くMPTをお願いロルフ。」


この時めちゃくちゃ感動してしまった

ロルフはサラを探すためだけに1人で月に来たのだ!!

「待ってろサラ!」のロルフの一声に雷撃たれたみたいになった!イケメン過ぎるな(最初サラを置いて行ったけどな)


核融合炉に着くと、サラがアイザックと出会う映像を見つける。なんとOutwardに乗っていなかったアイザック。核融合炉が危険な状態だが、マッカーサーがソフトにロックをかけどうしようも出来ないという。しかし偶然にもサラはソフトウェアエンジニアだった。2人は協力して核融合炉を止めに行くことに。


サラとアイザックの足跡を追うとマッカーサーに反対したものたちによる暴動があったことがわかる。死体袋の山、そして攻撃的なASE。反抗したものは皆殺しなされたのだ


そしてアイザックはキャシーが冷凍休眠してることをサラに打ち明ける。恐らくそうしないともたなかったのだろう。僕が月に連れてきたせいででもそうしなかったら地球と死んでいたともう本当酷い父親。

まぁ奥さんを地球に殺されたからなのかなぁ


核融合炉を無事止めた後はHelium-3を探すことに。

サラがヘリウムが見つからないことをアイザックに言いにいくとヘリウムを見つけたアイザックがいた。サラが「それは?」と問うと、これはOutwardに必要なんだ!とか言い始める。Outwardは全機出発しておらず、キャシーが乗ってる船がまだあり、燃料(ヘリウム)を積んでいないらしい。キャシーのためにヘリウムを使いたいアイザックvs地球のためにヘリウムを使いたいサラの口論が始まる。

クレアが地球にいるのにとサラが言うと、クレアは自分で選択したから〜とか言うクソ親父の鏡。

サラの「マッカーサーは間違ってる!Outwardは間違ってる!」の言葉に大激怒するアイザック。勢いでドライバーでサラを刺してしまう。「You must understand/理解してくれるよな」と言ってヘリウムをモノレールに積もうとするアイザック。サラは怪我を負いながらもモノレールを先に発進させそのうちにヘリウムを隠し、こと切れてしまった。


アイザック許すまじ。


しかしここからがラストスパート。


サラの死を目撃したロルフはヘリウムを確保して核融合炉を動かしに行く。動かすことに成功するが、衝撃波みたいなので重傷を負ってしまう。重傷を負いながらもアンテナを動かし、無事地球へエネルギーを届けること成功。クレアも歓喜。

すると相方ロボがアイザックとサラの痕跡を見つける。

痕跡についていくと、アイザックがサラを冷凍休眠ポッドに入れたことが分かった(多分アイザックはキャシーとOutwardに乗ったのかな)

画面を見るとバイタル安定。休眠ポッドのおかげかもしれない。

ようやくサラと会えたロルフしかし傷が深いみたいでロボに何かを告げて亡くなってしまう。ロボは悲しそうな表情をする。

この時ロルフは休眠ポッドを解凍したりはしなかった。


泣いた。


ロルフはサラを置いて行ってしまった罪悪感以上に、恋心を抱いていたのでは??と思った。

だから5年間諦めきれずに月へ行く方法を探して、痕跡を辿ったんだろうなと。

サラの願いでもある地球へのエネルギー送信もして。



スタッフロール後、誰かが来て、ロボが反応する。「こちらクレア。2人を見つけた。」


つまりサラは生きて地球に帰れるということ。



でもロルフはいない。




エンディングで流れる曲も良かった。

サラ役の声優さんが歌っていて、1番と2番で歌詞とメロディが違う。

1番はミステリアスなメロディで歌詞の内容は「地球を守る使命を忘れたの?」という感じ。

2番はロルフに当てた歌のようで、少しロマンチックなメロディになる。歌詞の内容は「私は忘れた方がいいかもしれない。あなたは私を見捨てた。だからここで独りぼっち。でももし、あなたがまだそこにいるなら、お願いだから私を見つけてくれる?」で、これを聞いた時グッと来た。

やっぱり2人は恋仲だったのでは????









あまりにストーリーが良すぎた。

記憶を消してまたプレイしたい。


神ゲーですわ