魚座の新月が近づいてきています。
 
 
 
3/7 1:05頃 魚座新月。 
 
 
魚座といえば、全てを受け入れ、見えない世界、現実ではない世界を感じようとするサイン。支配星は海王星です。
 
さらには、今回の新月はその海王星とも重なる、大きな浄化の力が働く新月。
 
トランスサタニアンのひとつである海王星は“夢”や“創造”などを司る、アーティスティックな天体です。
 
ひとつのサインに14年と長く滞在するので、海王星が滞在しているサインはその時代を生きる世代の感覚や感性と読むことが出来ます。
まさに、時代を反映していく鏡のようなもの。
 
 
海王星には“幻想”などの意味もあるので、漫画やアニメーションなどの分野もこちらかと思います。
では、アニメは海王星のサインの特徴を反映しているのでしょうか?
ちょっと調べてみたくなりました。
 
 
 
☆☆☆
 
(あくまで全体像としての個人的なイメージなので、『この時は逆行期間だった!』『この作品がない!』『この作品は違う!』などの細かい所でのご指摘はご遠慮ください……)
 
 
 

山羊座海王星時代(1984~1998) 

『シティハンター』
『美少女戦士セーラームーン』
『ドラゴンボール』
『名探偵コナン』
『魔法騎士レイアース』
 
など、山羊座らしくタイトルでどんな話か想像しやすく、物語のキーワードそのものがタイトルになっている印象です。あとこの頃はアニメはだいたい1年間くらい放送されていました。
土曜日夜はセーラームーン!水曜日はドラゴンボール!みたいにアニメが曜日感覚を教えてくれていて、かなり生活に根差していたのも山羊座感。
 
作品的には、山羊座海王星のラストスパートで現れてくるのが言わずと知れた庵野秀明監督の、
『新世紀エヴァンゲリオン』。
山羊座海王星の価値観を踏まえつつ、次のサインである水瓶座の革新的なエッセンスを宿している、
まさに次の世代の幕開けを予兆させるものでした。ちなみにわたしは庵野作品なら『彼氏彼女の事情』が好きです。これもセンセーショナルでした。
あとは幾原邦彦監督の『少女革命ウテナ』なんかも、次の世代に多大な影響を与えたのではないでしょうか。
 
この時代のアニメは今でも根強い人気を誇っている作品が多く、最近になってリメイクされているものもたくさんあります。良いものは世代を超えて長く愛される山羊座海王星らしい傾向ですね。
 
 
 
水瓶座海王星時代(1998~2011)
『銀魂』
『涼宮ハルヒの憂鬱』
『らき☆すた』
『ひぐらしのなく頃に』
『School Days』
 
など、タイトルの多様化にあわせて、アニメの中身も多様化してきます。
ゴールデンタイムに家族で見るアニメが少なくなっていき、深夜帯で放送されるアニメが多くなって、表現の幅が増えたことで、枠にとらわれない物語……ある意味ではタイトルと中身が一致していない、一致しているけど良い意味でも悪い意味でも(?)裏切られる、タイトルだけじゃわからない、想像つかない、というなんとも水瓶座的なアニメが増えた印象。『School Days』なんか、タイトルからあのラスト誰が想像します?(笑)
 
アニメを1話だけ見てジャッジして後を見る見ないを決める『1話切り』という言葉が生まれたのもこのあたりかもしれない。
 
2011年、魚座に移動する寸前に放送された、『魔法少女まどか☆マギカ』
なんて海王星水瓶座から魚座への襷みたいな作品で、タイトルから想像できないストーリー展開に、とても可愛いほのぼのとしたキャラクターデザインからはかけ離れた陰鬱な描写もありつつ……新たな魔法少女像に、そこから何を得るか?何を感じるか?を投げかけられた作品じゃないかなと思います。
 
 
魚座海王星時代(2011~2025)
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 』
『おそ松さん』
『けものフレンズ』
『ポプテピピック』
 
 
など。もうタイトルからしてなんでもあり!な魚座感バリバリです。
特にライトノベル発アニメのタイトルの長さ。(『あの花』はオリジナルアニメですが)
 
それにしたって明らかに長いタイトルのアニメが増えています。
長いタイトルは『こち亀』など昔もありましたが、この時代の長いタイトルはもう、“ちょっとしたあらすじ”みたいな感じを受けます。
タイトルだけで内容が掴めてしまいますし、タイトルは短くキャッチーであるべきという枠が無い。タイトルの概念が根底から覆っています。
ちなみにラノベ界で一番長いタイトルは69文字だそうです。
 
水瓶座海王星時代に培われたエキセントリックな物語展開に、さらにカオス感がプラスされた『おそ松さん』も、『おそ松くん』をベースにしながらも、時事ネタやパロディなどを織り混ぜ、泣かせてくるかなと思いきや着地点そこ?!!!みたいな、もうなんでもありな世界を作っているし、
 
『ポプテピピック』なんて作品もそうですが、冷静に考えると、
“なんでもありを許す”海王星魚座時代に生きるわたしたちだから受け入れられるのでは……?という受け手の度量も加味されたうえで出来上がったものも多いのではないのかなとも思います。
 
 
 
☆☆☆
 
 
こうして見ると、占星術ってやっぱり時代を反映しているというか、むしろ世界がそういう風になっていくというか……
トランスサタニアンの力ってやっぱり凄いなーと痛感しますね。
 
 
少し昔も見てみると、射手座海王星時代は、
『アルプスの少女ハイジ』や『赤毛のアン』、『フランダースの犬』といった、射手座らしく世界で親しまれてきた話が原作の「世界名作劇場」からたくさんの傑作が生まれましたし、
 
 
それより前のさそり座海王星時代には、
『巨人の星』『アタックNo.1』などの所謂“スポ根”アニメが流行しました。傷つきながらもとにかく粘り強く目標に向かっていく姿に憧れを覚えた人も多かったのでは。
 
 
それならば、2025年以降の牡羊座海王星期はどんな作品が流行るのでしょう。
 
わかりやすく、『命』とか『炎』とかより簡潔にストレートなタイトルになっていくとか?
 
5分単位くらいのショートアニメが増えていくとか?
 
冥王星水瓶座時代と相まって、より奇抜ながらもテーマにしているものはとてもシンプルだとか……。
 
 
考えれば考えるほどワクワクしますね。
正解は6年後!!!
 
 
そんなことを考えるのが好きな、月水星魚座のはれのひのそらでした👍