もう10年か…。


旅の途中で仲良くなった男性が、津波でさらわれてから、もうそんなに経つのか…。


あの人が、付き合ってた彼女と一緒になるため、月末で退職し、新しい生活を始める直前…。


あの日が3月でなければ…。


休みを取った週末の金曜日でなく、週頭の日であったら…。


あの人は亡くなることはなかったのかな?って、今でも思う。




でも、彼女から一回だけ来た年賀状。


新しい人と結婚して、子供が出来たと。


これは嬉しかったなぁ!


時は巡り、少しずつ変わっていくのだと。




列車の中で声を掛けてくれてから、始まったあの人との関係も、あの日急に終わってしまったけどいつまでも心に残ってる。


10年経っても…。


いつまでも…。


また東北へ行ったら、お墓参りに行くとしよう。