昨日3月11日は、東日本大震災が起きてから丁度5年…

被災された方の中には、福島原発の事故で、未だに避難生活を余儀なくされている方々もいる。

時が流れ少しずつ風化されていく現状に、自分自身が忘れないように、出来ることはないか考えていたところ、Twitterで『3.11は歩いて帰ろう』というサイトを見つけた。

夕方からの仕事のため、終電の時間に間に合えばという条件で、あの日と同じ渋谷から千歳烏山駅まで歩いてみた。

仕事が終わったのが、22時50分。


千歳烏山駅まで11.7km。


千歳烏山駅発の終電が0時46発。


時速6kmの早足でギリギリ…


えぇい、間に合わなければその時考えよう!


道玄坂を上がり、歩きはじめた。

そう、今日と同じようにあの日も冬に逆戻りみたいに寒かったな、と思い出す。


あの日、渋谷駅前のバスを待つ長蛇の列に並んで、1時間近く待って乗ったバスは渋滞で道玄坂上の国道246号線との合流まで1時間以上掛かった。

非常時にも関わらず、バス停じゃないと降ろせないという運転士を怒鳴りつけ(じゃないと次のバス停まで何時間かかるか…)、乗客みんなと降りて歩き出した場所。

あの日、歩きはじめた時に同じ方向へ帰るという人に声をかけられて、道案内がてら同行した。





店を出てから10分程で通過(笑)




国道246号線を歩き、大橋・三宿と過ぎて三軒茶屋へ到着。

ここから世田谷通りに入り、若林・上町と通り過ぎる。




上町では、世田谷通りを歩くより近い道があるが、あの日狛江へ帰る人も一緒だったので、あの時のように世田谷通りをそのまま歩く。





東京農大前を過ぎ、右折し千歳船橋方向へ。


ナビタイムで時間を計るとここで1時間位歩いてきて、あと50分くらい。

なんとか千歳烏山発の最終には間に合いそうだ。





千歳船橋駅そばで小田急線をアンダーパスして、千歳烏山方向へと歩き続ける。

太ももやふくらはぎが痛くなってきたが、足を止める訳にはいかない。


歩道橋を上がり、環八を横切る。






中央農協前を過ぎ、あの日一緒に歩いてきた人と別れた場所へ。

あの日、大震災発生という非常時に、見ず知らずの人と助けあって歩いてきた。

顔ももう覚えていないけど、最後別れるときに「お疲れ様でした!」って握手したことは一生覚えているし、3月11日が来る度に思い出す。

道案内がてらだったが、同行者がいてくれて自分自身も心強かった。

今回はひとりで歩いてきて、すごくそう感じた。

あの日一緒に歩いてくれたお二人には本当に感謝してます。

ありがとう!




さて、ラストスパートでなんとか千歳烏山駅へと到着。







電車は少し遅れており、ラッキーなことに終電一本前の区間急行に乗ることが出来て、ちょっとだけ早く自宅へ帰ることが出来たのは、頑張って歩いたことへのご褒美なのかな?(笑)


この日は、あの時と同じ渋谷から千歳烏山駅まで歩いたけど、来年は時間を気にしないで自宅まで歩いてみようか…?


昨日は疲れて、すぐに寝てしまったけど、今日は東北のお酒とつまみで晩酌しようかな?(笑)