日々暮らしていて、自分の理解と実際のニュースがズレている事ってたくさんある。
僕はモダンなリベラルな人ほど、表現の自由を重視しない事を不思議に思うし、そうした人達の言説に筋が通っていないのもまたそうであるが、当人達はそれを気にする訳でも無く、さながら持論が摂理であるように振る舞うのが苦手だ。
多様性というものは大事で正しく扱えば社会をより豊かにするのは疑い様のない事実であるが、誰の善意で恣意的に運用する事は極めて危険なのものでもある。
その可能性に気が付いてないのか、端から無視しているのか、それともお気持ち重視なのかわからないが、誰の曇り切った善意で面倒臭い思いをする側としては、そういうズレをもっと気にすべきだと言いたくもなる。
エプスタイン事件とかワインスタイン事件って、実はアメリカ国内での扱われ方ってこういう風なものだと思っていて、保守派ほど政治問題として扱うのが興味深いのである。
というか、アメリカの頭Qな連中を保守派と扱っていいのかわからないけども。
トランプ信者と共和党はエプスタイン事件を矢鱈と政治問題化させて来たと思っていて、エプスタインとその顧客はアメリカを陰から操って来たという事にしたがっている。
エプスタインとトランプは山師同士中が良かった事を無かった事にして。
ジェフリー・エプスタインは自殺であったと見るべきだと個人的には思うが、その事実をアメリカ司法省が公表し、トランプもそれを容認した事で、MAGA信者が大暴れし始めている。
そんな事はありえず、都合の悪いディープステートによって消されたに違いないという、妙な確信を持って。実際問題としてそうであるが、一番重要な指摘はトランプが最も熱心な信者を、エプスタイン事件に限らず、どう制御するかである。
トランプはそうした信者を取り込んで手懐けてきたが、あくまで理解を示して焚き付けてきたに過ぎないのかもしれない。
勝手にガソリン浴びて燃えてくれる連中と一緒に燃えるのか、何処かでカットアウトするのか見当も付かないが、単純に自分と身内の利益しか見ないトランプの本質を考えると、エプスタイン問題とロシアへの姿勢は損切りのタイミングを逃して困惑していると思えなくもない。

