僕の、取立てて起伏のない平坦な人生でも重要だった出会いというのは確かにあって、と学会の「トンデモ本の世界」シリーズというのは懐疑的で変だと思う事にはフルスイングでツッコむという在り方が存在する事を教えてくれたのである。
このシリーズに出会えた事で、世の中はどれだけ立派な肩書がある人だって間違った事を言うし、そのしょーもない間違いから酷い事も起こりえるのだ。
そんな冷酷でよくある悲劇には正しくツッコむ事である程度は抗えるのではないかと、当時も今も変わらず思っているのである。
陰謀論の存在を僕はこのトンデモ本で知ったのだが、ここで紹介されるユダヤの陰謀とかは正直笑えるものであった。
当時の僕はこういうしょーもない事にツッコミを入れながらも、その論者がその論考に行き着いたのかをあまり思いを巡らせる事は無かったのだ。
今更ながらそこは理解出来る様にはなってきたが。ただ陰謀論というしょーもないけどもある種の癒やしのメカニズムと言うべき存在が、21世紀にはポピュリズムと悪魔合体して世界情勢を扇動する様な要素になるなんて思いもしなかったのである。
トランプ政権は被害妄想と陰謀論で動いていると主張したら、正直あなた疲れてるのよとスカリー捜査官に言って貰いたいものであるが、現実はそうもいかない。
困った事にそれを証明するニュースが報じられた。トランプ大統領は、国家安全保障会議の高官を解任したというものだ。
その理由が陰謀論者の極右活動家の助言によるものと言う報道を読んで、理解が追い付かないのは多分僕だけじゃないといいと思うのは、変な願いじゃあるまい。
とりあえず、今日はここまで。

