いま気になってること

「パンが無ければ、ケーキを食べたらいいじゃない」

この物言いは、一般的にマリー・アントワネットが言ったものとして知られている。

王族は民草の暮らしなぞ興味が無い証拠だと、僕は中学時代に社会の時間教わった。


ただこのエピソード、二重にバイアスが掛かっていると思うべきだと今では僕は思っている。

こういう無茶苦茶な事を言うクソムーブが出来る王家を処分する事を正当化する為に革命派がでっち上げたものであるというのは、様々な手記から想像出来る事であるし、もうひとつはフランス革命という酷い血みどろの内戦と言うべき惨劇を、ブルボン家の統治が悪かったからと「造反有理」的な正当化をしている歴史観である。

これは僕が教育を受けた頃を顧みてそう思っているんだけども、ダメなとこもあった王家を無茶苦茶な理屈を付けて処分してしまったおフランスの文化的・歴史的なトラウマやアレルギーは、先のパリオリンピックとUBIのアサクリシャドウズ騒動で何となく伺い知る事が出来る。

フランスがマジでダメなのは、この事実を自分達かわいそうだからクソムーブは仕方ないのという免罪符に使うところなのだが、今回はこの辺で止めておく。


閑話休題、マリー・アントワネット構文って、気の利いたギャグとして使う事に憧れるけども、だいたいは聞いた人間をブチギレさせるだけなので極めて難しいものである。

それをわかっていれば変な地雷は踏みにくいけども、敢えて踏みにいくのは中々のもんである。

世界中でインフレが厳しいのは正直一要因によるものではないが、大きなものを挙げるとコロナ禍とウクライナ戦争である。

この人災を巻き起こした国と個人を徹底的にブチのめさない限りは、インフレは収まらないのは事実。

でもそれだけでも無いのもまた事実である。

特にアメリカは、とりあえず隣国の生産品に追加関税掛けてやると息巻いているが、ソレをやったらインフレはおろかスタグフレーションになるのは確実だ。

感覚的にそんなのわかりそうなものだが、それが分からないのが共和党である。

じゃなければ、卵高けりゃ庭で鶏飼えなんて華麗なマリー・アントワネット構文が出て来る訳が無い。

このキレッキレのギャグをキメてくれたブルック・ロリンズ農務長官、保守系シンクタンク「アメリカン・ファースト政策研究所」のトップでテキサスの農家出身だそうな。

あのさあ、どこもテキサスみたいに土地あまりしてる訳じゃないんだけどさあとツッコむのは多分無粋で、この発言からトランプ政権の究極的な目標であるアメリカ全土の黙示録的な破壊の後の再生というのが見えてくると言えるのだ。
関税ガン決めしてたら飼料も肥料も確保難しいんじゃないかなという疑問を呈するのも、また無粋だろうけども。

 

 

 

 

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