働き始めたばかりの頃、台風に見舞われて電車が止まり無理矢理歩いた覚えがあったり、仕事が遅く終わって別ルートを使わなきゃいけなくなった上でうっかり寝入って終点駅まで行ってしまった事があった。
あとそーいえば東日本大震災の時は、東西線の地上区間が停まってたせいで数時間歩いて帰宅した気がする。
何れも真夜中の街の中、ちょっとした(控えめな比喩)距離を、仕事が終わってから線路沿いに歩いたんだけども、なんだか妙な高揚感があった。
勿論この高揚感には仕事上がりでちょっとした距離を歩かざるを得ない事実に、やけになって変なテンションになっていたのだろうけども(宿とか探さないのは絶対見付んない確信があったからだ)、普段使う路線がちゃんと自分のうちまでつながっているという事実はは改めて考えると凄い事だなと思ったのである。
ただまあ、これは不本意な「夜のピクニック」を強いられた事を、無理矢理得難い記憶にしているだけかもしれない。
今やれと言われたら、多分きっと恐らくはやりたくはない。
でもポッドキャスト聞きながらならば、結構堪えられそうな気がしないでもないが、やっぱヤダ。
閑話休題、夜風を切って目的地に向かうのは、気温が悪くなければなんだかロマンみたいなものがあるのは万国共通らしい。
無敵の人達が大発生している中国でも、若年層を中心に真夜中のサイクリングが流行っているらしい。
中国の都市・開封は三国時代の魏や北宋で遷都された歴史ある街で、中国には珍しく様々な史跡が残るところである。
中国のSNSでこの開封まで史跡見物がてら小籠包を食べに行く、しかも真夜中にサイクリングでというのが流行りだしている。
この記事の写真を見ると、結構な人だかりがよりチャリなりバイクなり原付なりを漕いでいるみたいだ。
結構に壮観な風景だが、経済が崩壊しているのを必死で誤魔化している中国では、若年層を中心に相当な社会不安が広まっている。
そしてそれを誤魔化す為の夜のサイクリングムーブメントと指摘しても差し支えない。
みんなで同じことをしていると大体の場合は不安が多少和らぐのかなとも思うけども、そこで終わりにならないだろうとも中国共産党も思っているみたいだ。
ここから中国史によくある反乱につながるという展開が、ちょっといや、大分楽しみではあるのだが。



