第三次世界大戦みたいな大規模な戦争って、現実的にはそうやすやすとは起こせないと思っていた。
世界を二つに別けられる程に世の中は単純では無いし人間は愚かではないと、人文科学的な知見からは思わざるを得なかった。
ミネルバのフクロウは夜空を羽ばたく。
その警句の意味は学問が現実から遅れを取る事を意味するけども、人間は過去や過ちを振り返る事が出来る。
そういうものであると思っていた。
ただ実際はそうではない事を思い知らされる事ばかりである。
先日お話させて頂いたイスラエル国防軍によるレバノン駐留の国連平和維持部隊への攻撃について、国防軍の司令部は事実関係を最大レベルで調査すると発表した。
この報道を聞いて、イスラエル国防軍も仕出かした事が流石にヤバいと認識したのかと思ったが、マトモな反応を期待するだけ無駄だった。
このクソムーブをネタニヤフ総統は国連平和維持部隊をレバノンから退避する様に要求して正当化している。
何でも平和維持部隊がヒズボラにとっ捕まるとめんどくさいし、レバノンは戦場になるから退避しろという事らしい。
平和維持部隊はその駐留エリアでの人道支援の為に駐留している。
それこそレバノンでヒズボラがクソムーブする様ならば、地域住民を守る為に戦う人達だ。
そこから退避しろという事は、イスラエルはその一帯で事を構えるつもりなのだろうと勘繰られても仕方がない。
地域住民の安全を顧みる事はないイスラエルのクソムーブを考えたら尚の事、平和維持部隊は退けないだろう。
グテーレス国連事務総長の抗議をネタニヤフ総統が聞く訳も無く、この状況は最悪の事態を想定せざるを得ないのだろうか。
何にせよ言える事は、愚者は自身の経験にのみ頼るという事なんだろうかな。

