いま気になってること

 

ノーベル賞の受賞者が各賞出揃い始めている。

僕は文学賞の賞レースで、日本で目撃される村上春樹のファン達の集いが実は大好きである。

僕は村上春樹の作品は読んだ事が無いけども、毎年村上春樹のノーベル文学賞受賞を願っているハルキストの皆様があちこちのカフェやバーで文学談義をしながら、また取れなかったとかどの作品なら絶対に来年取れるだろうとか授賞した作家知ってる知らないとか、俺達の村上春樹はこの受賞者には負けねーとか、俺達の村上春樹こそノーベル財団に賞を授けるべきだとか、多分そんな議論が繰り広げられている様を見ていると、同好の士が居るって良いなあとちょっと、いやかなり大分羨ましく思うのである。


この微笑ましくて楽しそうに集う事こそ生き甲斐になっているハルキストから、その理由を取り上げない為にノーベル文学賞選考委員は村上春樹に文学賞をあげないんだろうね多分。

ただいつもと同じノリならば、今回受賞したハン・ガン氏の作品がハルキスト中心にバカ売れしている筈なので、恐らくこの経済効果も無視できないんだろう多分。



閑話休題、ノーベル賞の各受賞者を見ると研究の概略はピンと来ても、その研究者に対する知識が無い事に気付くのである。

化学賞や物理学賞も生理・医学賞もああコレ感はあるんだけども、受賞者のエピソード知らなくて己に不明を恥じる事になる。

ただ今年の平和賞に関しては、ある程度分別のある日本人ならば、知らない事は許されない人達だ。

受賞した日本原水爆被害者団体協議会に関して、祝福するのは間違っていると思うのだが、彼らの核廃絶の訴えが今の情勢でフォーカスされないといけないのも事実である。

この辺はバーベンハイマーで盛り上がっていた原爆投下国にはピンと来ないだろうが、その恐怖を知る事で核兵器の愚かさとそれを礼賛する連中のアホさを知らしめるキッカケになったらと願うのである。