いま気になってること

同じゲームをやっていてもそれなりに地域性が出てくるというのはよくある事で、格ゲーにおいては日本人は満遍なく対応できる知識量があるが、他の国のプレイヤーに比べると当たればデカいリターンの倒し切り択に対応が甘いとか、フットボールでもパスをつなぐヨーロッパ、とりあえず蹴るイングランドとかそういうのである。


勝負事への考え方が文化によって違うという事であるが、この辺はビジネスや政治にも関わってくる事なのかなとは思わなくもない。

日本では都知事選がなんというか結構皮肉な結末を迎えた。

あれだけ候補者が出ていると、ラジオのニュースで各候補の順位と得票数を読み上げるのがマジで大変そうだった。


トップ3以外は供託金ボッシュートだったけども、選挙に出る事でしっかり評価を上げた人たちもいる。

かたや供託金ボッシュートされなかった人達も過半数は、しっかりメッキが剥がれたと言える。

この都知事選の最大の商社は、コスパ主義・新自由主義かぶれのパワハラ市長を的確に処分できた広島県の安芸高田市民だろう。


うっかり国政への足掛かりをつかんでしまった時代遅れの新自由主義者と二位もダメだったLGBTQ+のアクティビストアライ(当事者じゃなくてあくまでで活動家の連帯者だろアレ)と、実に対照的な結果になったトラブルメーカーのお二人がこれからどんなクソムーブに打って出るかは、東京都民以外でも注視しなくてはならないと思う。


さてハイリスク・ハイリターンな国政選挙戦を行ったイギリスでは見事に仕掛けた与党が大爆死した。

もちろんこれはスナク首相が、首相官邸の主であるラリー君から多分滅茶苦茶嫌われていたからまあ妥当だろう。


同じくハイリスクの解散選挙に打って出たフランスのマクロン大統領は、結構満足の行く結果が得られたんじゃないのかと思う。


一番恐れていた国民連合の単独過半数を阻止できたからだ、自分の政党の議席を減らしたとて。

先週末のフランス下院総選挙の決選投票は、左派連合が最大議席を得ている。

マクロン大統領の与党連合は二位、欧州議会選の結果から躍進するとみられた右派の国民連合は三位に終わっている。

まあマクロン大統領としては、賭けに勝って軽い致命傷で済んだ形だ。


第一党になった左派連合は単独での政権運営が出来ないので、嫌でもマクロン大統領率いる与党連合のお伺いを立てないといけない。

細かい分析はまた後でするとして、国家の威信を掛けたオリンピック前に政権交代の憂き目は見ずに済んだのは割としっかり勝負に勝ったと言えるんじゃないか。


無茶苦茶な解散総選挙に見えても、ダメージコントロールが出来ていたマクロン大統領の分析力は、少なくともスナク首相と二位もダメだった人よりもずっと上だと言えるんじゃないかな。



 

 

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