好きな医療ドラマ

人間の身体の仕組みというのは複雑怪奇だけども、実は結構ロジカルに出来ている。

特に脳はそんな感じで、細かい仕組みはわからないけども、ココにダメージが入ったらこういう認知機能が低下するという様な症状を蓄積して、進歩し続けている。


相当な学術的な蓄積があったとて、恐らくまだまだ知識も技術も足りなくて、医療関係者の方々は救う事の出来る命とそうでないものを選別する事を少なからず余儀なくされているのだろうと思う。

病院という場所はお世辞にも好きになれないけども、そうした命と向き合う人達の大変さをコロナ禍を通して改めて思い知らされた人も多いだろう。

誰が見るというアテのあるブログではないけども(誰も見ないだろう備忘録代わりのクソブログを格好良く言い換えてみる)、改めて医療関係者の方には感謝と敬意を表したいと思う。


先日、関テレ制作・フジテレビ月10時枠ドラマ「アンメット」が最終回を迎えた。

僕は配信でゆっくり観る勢なので、どんな結末を迎えたかはコレからなのだが、少なくとも10話までは素晴らしい作品だ。

事故の後遺症で記憶を引き継げない障害を負った脳外科医の主人公が、様々な脳に関わる疾患や外傷とその後遺症に向き合う事で、自らの症状と人生に向き合って行くというあらすじである。

ここで描かれる、脳疾患や外傷による症状や後遺症といった医療ドラマとしての理詰めで綺麗事を許さない側面と記憶や思い出といった理屈では割り切れないものが併存する事の重さを、独特の静謐さで描く。

とてつもなく重い話なのに、主人公とその周囲の優しさがシビアな現実だけにも綺麗事だけにもしない。

主人公のミヤビ役・杉咲花さんと相手役の若葉竜也さんの二人のロジカルだけども、それだけじゃない変なやり取りがとにかく愛おしくて、自然と劇中の二人の同僚みたいに後方保護者モードに入っちゃうのである。

この二人以外のキャストもみんな恐らく当て書きだろうと思うぐらいに素晴らしく、ごくごく自然に変な演技を見せてくれる。

フジ系以外のサブスクに入るか難しいところだけども、この作品を観る為にお試し登録をオススメしたいぐらいに素晴らしい作品である(勿論観たら解約はお忘れなきよう)。

他に色々書こうと思ったが、とりあえず今日はここまで。



 

 

 

 

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