日本で宝石と言ったら、まあ多分ダイヤモンドしか出てこないのかなと思う。
勿論コレは極論を言っている訳だけども、そうした宝石というか鉱石を使ったアクセサリーを身に着けて楽しむというのは、少なくとも陰キャの僕が言うのも何だけどもあんまりない気がしないでもない。
でもショッピングモールや温泉街には、天然石やパワーストーンを謳ったアクセサリー屋さんがあるので、そういう感想も変なのかもしれない。
ポリコレ棒で武装してとかく個性的である事を重視する昨今の世相だとそういうのを演出するのに最適な小道具な気がするが、鉱物や宝石に対する知識って意識的に本を読んだり色々なところに足を運んで標本をみたりしない限り身につかないものなので、この僕の感覚はたぶん穿った見方というやつだろう(もちろん正しい意味でだ)。
閑話休題、先に挙げた様なアクセサリー屋さんに置いている様な主に石英系の鉱物は色鮮やかで、例え加工されたものだとしても、綺麗で見ていて楽しい。
知識があったら、どういうのを加工しているとかどこ産かなとか何となく見るのも面白い。
僕の誕生石は比較的安価なもので、そういうとこにポツポツあったりするのだが、色味が好きなので入手性が良いのは個人的に気に入っているかな。
勿論宝石や鉱物は物凄くピンからキリの世界である。
ピンの代表格がダイヤモンドなんだろうけど、他にも高級な石は沢山ある。
ただルビーやエメラルドといった種類以外にも、近年では一般的にさほどでもないレアリティの石にスゴい値段が付いたりしている。
トルマリンやスピネルといった石は、鉱物好きには綺麗で馴染み深い石ではあるが、宝石としての価値はそれほどでもない。
でもパライバトルマリンという青味がかった緑の種類や、ピンク系のスピネルは現在価値が上がっている様だ。
知る人しか知らない石に凄い値段付けて儲けてやろうというクソムーブをする連中がいるからそういう事が起きるのだが、まあこれは宝飾品の市場全体が太客オンリーになっているだろうから仕方が無い事なのかもしれない。
でも逆説的に、物の価値というのはそれを決めるものが居て初めて成立する。
だからまあ、アクセサリーというのは自分の好きな色を楽しめたらそれでいいんじゃないかなと思う。
でもトルマリンの色鮮やかさは、うっかりこのしょーもないブログに行き着いてしまった方には知って頂けたらと思う。
