いま気になってること

欧州議会の極右政党の躍進は、BBCの分析によると中道派が占める議会での影響はまだ未知数である。

ヨーロッパの中道派いい意味で常識的ではある。

右左で多少の主張の違いはあっても、そうといういう人達が議会をリードするのであればまあ変な事にはならないという主張はまあそうだろうなと思う。


でもEU懐疑派の極右の人達は、そこに入り込んで議論をグダグダにする事こそ目的であり、議会での合意形成を妨害してくるんじゃないかと思わなくもない。


それこそ上記の記事にある様に、主流派に接近している。

それこそマリーヌ・ル・ペン率いるフランスの「国民連合」なんか、その名の通りに左派っぽい名前に改称した上で、同性婚こそ否定的だけどもLGBTQにはかなり寛容ではある。何でも幹部には結構そういう人達がいるみたいだ。

本心ではどう思っているかわからないけども、こういうスタンスなのでフランス国内の左派からも一定の支持を得ている様子である。


こうした割と現実主義的な右派(フリかも)もいる一方で、理想主義というか懐古主義的な極右政党がドイツのための選択肢(以下、Afd)だ。


移民の強制移住という頭ブリカスかよという政策を真面目に議論していたりする。

ただの世間知らずの極右ならば、まだいくらかマシだった。

というのは、AfDには面倒臭い事にスポンサー様がいるのである。

今年4月、Afd所属の欧州議会議員マクシミリアン・クラーのスタッフが逮捕されている。

このスタッフ、欧州議会の協議や決定を中国の情報機関に流していたという容疑で捕まったのだが、AfDには反米・反EUで親中・親露の議員が多い。

まあスポンサー様に甘いのは当然ではある。

そしてその他の国の極右政党も、まあそんな感じである。


ある意味で極右というのは支持と資金集めのファッションで、その本質はただの金にうるさい目立ちたがり屋なのかなとは思うけども。


ただ悪い大人は、世論の分断の為に変な奴に金を出すというずーっと続いている不都合な事実は心に刻まないといけないのだろう。


 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する