「地方自治は民主主義の学校」という言葉がある。
この言葉は、イギリスの政治家で歴史学者のジェームズ・ブライスが残した言葉である。この言葉は、地方自治、つまり地方の民意があって初めて国政というシステムが機能するという事を示唆した言葉である。
民主主義というのは立場や住む場所が違う人達がああこう話してその違いを認識して落としどころを見つけるものであり、色々な人達の参加が無ければ偏った社会が出来上がってしまう訳だ。
そうした歪な社会が出来ない様に、政治への様々な人達の参加を、地方自治という構造から促した言葉であると言える。
ただこの人、そういう風通しが良い国政を目指す様な事を言っておいて、第一次世界大戦において対ドイツのクソムーブについての捏造や誇張のプロパガンダ作戦に参加する様な人であったようだ。
様々な層の政治参加を促しながら、国威発揚に関わるという複雑怪奇な二面性は、まさに英国紳士感があって面白い。
閑話休題、千葉県民の僕にとって東京都知事選は対岸の見世物ではある。
千葉県の現任、熊谷知事は割と洒落っ気のある人で、千葉市長の任期中には世界三大カップ戦前にジェフ千葉に激励したり文句言ったりしてた覚えがある。
そもそも地方自治体の首長というのは、よっぽどなクソムーブや独自方針を打ち出さない限りはいい意味であまり目立つ事はないかもしれない。
まあ僕の住んでる市には、公用車にテスラを導入したり(充電場所どーするつもりだったんだろう)、市役所の市長室に何故かガラス張りのシャワー室を設置した変な市長が存在した。
後者は恐らくコロナ禍で沈んだ世相に、フル・モンティとかマジック・マイク的に市長御自らライブ配信して収益に繋げたかったんだろうと思うのだが、オッサンが脱いで課金してもらえると思ってたならば、見積もり甘過ぎである。
一応非常時の際には女性職員に開放するつもりだったそうだ、まあ悪いけどもストレートに下心丸見えである。