最近衝撃を受けたニュース

 




スロバキアって言われて、ピンと来るかと言われたらそうじゃない感じである。




第二次大戦後はチェコ・スロバキアという連合国家だったなとか、ヨーロッパのフットボールを観ているとスロバキアの選手がたまにいるかなあぐらいだ。




僕の東欧とか共産圏に関する知識は拷問と共産党による社会統制が気持ち悪いぐらいにガッチリしていて、ただその反面で意外と産婦人科とか家族計画とかその国家支援とかしっかりしている社会ぐらいのイメージしかない。




そしてこの最後に挙げた要素に付随する行為の素晴らしさを多分日本の左派は留学時に教えてもらっているので、やたらと社会主義国や共産圏を支持するのだろうと思っている(ハニートラップ継続中なんだね)。



 



閑話休題、スロバキアは現代ではまあ共産主義国家ではなく、2004年にNATOに加入しており(チェコもだけど)、EU加盟国でもある(これもチェコも)。



ヨーロッパまたはEU最貧国と呼ばれる位にまだ貧しい国であり、これはまあ旧共産圏だったからと言える。




この辺はある意味仕方が無い事で、ウクライナみたいに工業国であり穀倉国でもあって、競争力が付けられる素地があったところなんてそうそう無い。



貧しい国という事、そしてEUという共同体内での格差を思い知らされるような国において流行る思想と言えば、共産政権時代への回帰するポピュリズムである。




現にEU加盟国であり、NATO構成国でもありながら、現在の与党は親ロシア政策を掲げ、EUに懐疑的なポピュリストであるフィツォ首相が政権を率いている。




ただ単独では政権運営を担えずに、連立相手として極右政党を引き入れる始末。



訳が分からないアホな連立政権だけど、ポピュリズムは矛盾してればしていてるほどに陰謀論やお笑いな懐古主義で色々な事を誤魔化せるのである。



 



そんな面白ポピュリスト政権の首班であるフィツォ首相、この度襲撃されている。




日本人としては安部元首相襲撃事件を思い出さずにいられない事件だが、幸いにもフィツォ首相は一命を取り留めており、襲撃犯も即現行犯逮捕されている。




犯行の概要はまだこの時点では解らないけども、思い当たる節が困った事にあり過ぎるのである。



この辺は掘る気になったらだけども、こうした武力における政治路線の変更は容認すべきではないと思いながらも、例外はなきゃ戦争は終わりそうもないとも思ってしまったのは複雑な気分である。




 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する