最近衝撃を受けたニュース

 

ディズニープラスで独占配信中の「SHOGUN 将軍」が大評判である。 


映画評論サイトのロッテントマトの評価が、批評家99%・オーディエンス93%と、凄い事になっている。 



僕はこんなスコアを「シビル・ウォー キャプテンアメリカ」と「アベンジャーズ エンドゲーム」、あとグレタ・ガーウィグ監督の「レディ・バード」ぐらいしか見た事が無い。

いずれも僕がああこう言う必要が無い大傑作だが、「将軍」もそれに並んでいる訳である。

ディズニープラスの一か月タダ券をゲットしたが、何を見ていいか解らない僕にはちょうどいい話題である。

僕的には昨年のよしながふみ版「大奥」やNHK-BSの作品で、時代劇って上手くやれたら面白いなと思い始めていたので、そういう点でもまた僕の関心レベルが上がる出来事だ。



閑話休題、プロデューサーも務める真田広之さんの演技と仕切り能力(この辺は敢えて今回はお話しない)も話題を集めているし、作品もとにかく面白そうである。

でも変なところからクレームが付いているとの事である。

何でも黒人が出ていないからおかしい、と。 

この「将軍」 の年代、登場人物の名前はフィクションではあるが江戸幕府成立前後を描いている様だ。

確かに織田信長に仕官した弥助という黒人(とされている)の記録もあるので、色々な事を加味すると日本の戦国時代に黒人の人が様々な数奇な事情から流れ着いていても、理論上はおかしくは無い。 

でも上記のコラムを書いた御仁は、弥助の存在から 黒人が出ていない事に付いて指摘している訳ではどーにも無さそうなのだ。


上のツリーを見て頂けたらわかるが、何でもこの主張をしたコラムニスト(?)のウィリアム・スパイビー氏曰く、坂上田村麻呂が黒人である事が広く知られており、勇敢な侍には黒い血が必要という日本古来のコトワザも存在するらしい。


ミレニアル世代の日本人の僕としては、

「初めて聞いたわ、んな諺!!」

 

もちろんこのあんまりにもフザけた主張はあちこちからツッコまれており、中国の故事に由来する「四面楚歌」という状況だ。 

まあもちろんスパイビー氏は、こんな故事も知る気も無いし、上記の主張を改める事はないだろう。

この辺のポリコレに付随する問題は書き始めると長くなるので今日は省くが、真田広之さんがこの「将軍」で立ち向かおうとしているものがどれだけ大きいのか思い知らされるのである。


最後にこのハチャメチャな流れを解説してくれているプク太さんの動画を観て、論点を整理して頂けたらと思う。 


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