ただエネルギー自給率は地熱発電を上手く使えたら上げられるだろうし、洋上風力発電とかいくらでも研究開発が出来そうな部分も存在する。
食料自給率においても、新幹線や特急列車の車窓を見ていると土地利用が上手く出来たらいくらでも上げられそうと素人考えで思うし(単純にそうも言えないのもよくわかっている)、何より農業がしっかり稼げる業種にならないといけないと思う。
そして米粉みたいに自給出来る素材から応用出来る使い方を模索出来たら自ずと上がって行くんじゃないだろうか

閑話休題、何処の先進国でも食料自給率とさまざまな環境規制とを天秤に掛けないと、持続可能な農業は立ち行かない。
そのくせ、海外からは環境規制や輸入によるエネルギー消費を度外視した格安な農産物が輸入されてくる。

そこに付け込んで、勢力を拡大している連中がいるのだが、今回は省略する。


そんな中でおフランスの華の都・パリでは、国際農業見本市が開催された。

この見本市、その名の通りに生産者が集まって色々な野菜や果物、またはチーズやワインみたいな加工品を売り出すという、この時期の風物詩みたいなものらしい。

勿論フランスという事ならこれも風物詩で、怒れる農業従事者が作った物を持ってくるついでに、パリでデモってやるぜーという恒例の展開になる訳である。

この見本市の初日に、マクロン大統領が訪れる事になったからさあ大変。

更には農業経営者と環境保護団体と大規模流通団体を含めた討論会もするよなんて言うものだから、生産者が俺等そっちのけで討論会なんてどうゆう事だと怒鳴り込まれるのは、フランス当局以外には予想出来ただろう。


この生産者達が怒鳴り込む事を危惧して、マクロン大統領が呼んだ経営者と環境保護団体と大規模流通団体は討論会をエスケープしたのだが、大統領本人はこの見本市への出席を取止めはしなかった。

それ故に怒鳴り混んできた生産者達と、強制的に討論会というかヤバめな囲み取材をする羽目になったのである。 

正直この事態には同情はしないけども、この怒れる農業従事者と向き合った上で公共の電波に向けて、農業政策の見直しを公言し、その見本市初日に13時間も会場から逃げないで留まって意見交換を続けたのは、マジでだいぶ偉いと思う。

流石憧れの人妻先生を略奪婚するだけあるわ。


ただこういう状況でもないと、現場の声というものは偉い人にとどかないし、更には日本ではこういう状況にもならないんだろうとも思う。

ただコレは極端な話だけども、日本の農業従事者もちょっとだけは見習うべきだよねと思うのだ。

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