AIそのものと、それを使う為のGPUを始めとした半導体は確かに注目を集めている。
そして生成AIを使ったディープフェイクといった偽情報の生成と、それを使った世論操作と対策が今年のような選挙イヤーでより問われる事になるのだろう。
AIのもたらす偽情報の波及で起こる出来事はさっぱり予想出来ないものばかりだ。
根本的には人間は信じたいもの、見たいものを見る生き物なのである。
そこを理解している連中は、その人間が持つ根本的な欲求に的確に付け込んで来る。
例えばドナルド・トランプはアメリカの失われた栄光とやらを取り戻すと大言壮語しているけども、その実体はその栄光を過去の物にしたウォール街や共和党の保守派、または中国共産党がやっている虚仮威しそのものだ。
でもその大言壮語を、先に挙げた連中のクソムーブで苦境に追い込まれてる人達は信じてやまない。
そしてその大言壮語に囚われて、プーチン政権やネタニヤフ政権といったジェノサイドの後押しする訳である。
閑話休題、AIの絡む偽情報はこうした世論の分断だけではない。
ごく身近なところでは、AIで生成したディープフェイクのヌード写真の拡散が途轍もない脅威になるのではないか。
このディープフェイクヌード騒動、当然ながらテイラー・スウィフト以外のセレブリティも被害に遭っていおり、そうした人達がAI偽造に対する法案を支持する署名を公開した。
アメリカではこうしたディープフェイクヌードでの拡散による性的恐喝が起き、FBIが注意喚起をしている。 こうした恐喝はセクストーションと呼ばれており、恐らくは表沙汰にならない被害がたくさんある。
そしてごくごく普通の人達は、このディープフェイクヌードの問題がヤバいとされるその前に既に被害にあっている。
新たな技術の進歩とその流れは、確かに読む事は難しい。