いま気になってること

コスパ、ことコストパフォーマンスが昨今重要視されている。

若年層は殊更それを重視する様だけども、そこで浮いたコストや時間をどう使うんだろうとコスパの悪い趣味しかない僕はちょっと思う。

少なくともコスパの、極めて悪い営みである恋愛にはリソースを割く事は無いんだろうと思う。


文化的にコスパやタイパを重視する社会になっているのは、理屈はともかくとして、流れとしては確かな様子である。

その証左として、日本では政治に対する行動は取られる事はないだろうし、消費支出額が伸び悩んでいる。

この辺は卵が先なのか、鶏が先なのか解らないけども。

ただこうしたコスパの概念を、国際協調の場で重視しようとすると割とトンデモない事になる。


トランプ前大統領の大統領選の論点は、どうもNATOの無力化というものになりそうだ。

サウスカロライナ州での支持者集会にて、軍事費負担が不十分な加盟国に対して、アメリカはその国を守る事はせずに、ロシアからの攻撃を促してやろうという意味不明の発言をしている。 

この発言は、欧州での治安維持をアメリカが幾許かを担う事がバカらしいというアメリカの保守派の感覚を代弁していると言える。

ただまあ、その先にある展開を考える事は聖書に書いていないからしないだろう。


トランプ政権下で国家安全保障補佐官を務めたジョン・ボルトンも、トランプ再選ならばNATO脱退を試みるだろうと指摘している。 

なるほどプーチン大統領がNATOの拡大に尽力したとして後世に残るならば、トランプはNATOを縮小した人物として後世に残りバランスを整えようとしているのだろう。


確実に指摘出来る事として、アメリカをまた偉大にするというスローガンは、アメリカをお山の大将にするという事なのだろう。

そしてあちこちのお山の大将同士でのディールとやらで不干渉条約を結び、その狭間でウクライナやパレスチナみたいな苦しむ国や人達を見て見ぬ振りをする世界秩序なんだろうと思う。

それじゃあ、一世紀戻ってるんじゃないかな。


まあそうした懐古主義に浸るリーダーや支持者の創る世界秩序とやらがどうなるのかは、悲しいかな明明白白だと思うが。

 

 

 

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