先週末の映画興行収入が出た。

先週末3日間での「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の興行収入は10.6億円との結果である。 

この数字、1/19公開で好調とされていた「ゴールデンカムイ」のまるまる二倍である。 

原作ファンも多く、キービジュアルで原作ファンと映画ファンのハートをがっちり掴んだ映画化作品との比較は妥当かどうかはわからないけども、メカアクションという恐らく一見さんがあり得ないジャンルでこの興行収入はやっぱり異常との評が多い。


3日間で00の興行収入を容易く超えてしまった訳だ。


閑話休題、僕も「SEED FREEDOM」ようやく観て来たのである。
昨今ではネタバレを踏む気は無くても踏まされる事が多い。
今回あちこちそのネタバレという赤ビームに散々被弾しながらも、文字情報だけだとマジで意味が解らないものばっかりだった。
そのモヤモヤを解消する為に、近所のシネコンの8:30回に駆け込んだのである(ちなみにエンドゲームでも同じムーブをしている)。
そんな早朝なのにも関わらず、369席のスクリーンが8割程度埋まっていた。
同じ事考える人達って多いんだなと思いながらも、少々驚いたのだ。

今回の劇場版「SEED FREEDOM」、ハッキリ言って大変な傑作としか言い様がない。
公式が既にある程度ネタバレをしているが、ここでは敢えて避けておく。
ただみんなこういうのが観たかったんだよと思うものを、これでもかというぐらいにぶち込んでノリと勢いと粋で押し切る展開を嫌いな奴はそもそもフィクションというものがダメな人だろう。

後半のストーリー導線はめちゃくちゃな様でしっかり筋が通っているし、その敵さんのめちゃくちゃなライブ感を更に凄い勢いでぶっ潰すというのはマジで最高だったのである。
主人公三人とその周囲のキャラがみんなちゃんと活躍してカッコ良かったのと、物販コーナーがほぼほぼスッカラカンで、残っているのが若干の版権画のクリアファイルと新キャラ「オルフェ・ラム・タオ」のヌイグルミ一個だったのが、この作品のオーディエンス評価の全てだろう。
この作品、ガンダムSEEDシリーズという作品を観て、少しでも引っかかるものがあった人は絶対に劇場に足を運ぶべき作品だと思うのである。

とりあえず、考察的なものはまた明日。