揉め事の絶えない、更には砂だらけのパレスチナのどこに住みたくなる様な魅力があるんだろうとこの辺の嫌なニュースを見る度に毎度の事ながら思っていた。

ただパレスチナまたはイスラエルのあるエリアは、気候的には地中海性気候に近く、湿度が低くてカラッとして暖かく過ごしやすいのだそう。


日本みたいなエクストリームな天候の国に住んでいる身としてはその過ごしやすい気候がピンと来ないけども、フィクションと二枚舌に基づいた国を作るのにはそういう側面の理由もあるのだろう。

ちょっとだけ、パレスチナに付いて納得した事実である。


そんな過ごしやすい気候の国にいる割に、イスラエルの偉い人達は気性が荒くて扱いづらそうだ。

何でもイスラエル国連大使が、国連のグテーレス事務総長に辞めちまえとブチギレやがったそうである。 

そりゃあグテーレス事務総長は、親中派で見た目どおりに常任理事国の偉い人達をシメる事も出来ない、根気の無いダメダメなオジサンなのは周知の事実だけども、イスラエルに求めた即時停戦とガザ地区のライフラインの再開は現実的な譲歩であるのは自明だろう。


ただそこでグテーレス事務総長に足りないのは、このオラ付いたネタニヤフと同レベルの知性のイスラエル国連大使にホロコーストする方になりたかったんですねとか、小学校の文集に書いたソンケーする人はヒトラーだったんですねとか、炎上覚悟で冷水をブッ掛ける覚悟だと思う。


あんまりにもな物言いだとは思うが、西側の国際世論を味方に付けさせてる分、ヤッてる事はナチスよりもずっと悪質だと僕は思う。

それを指摘出来ない国連は、アレハンドロ・コーナー国連大使の美的センスぐらいには、お笑いであると言える。


ただ国連と安保理がどれだけグダグダでも、ハマスだけじゃなくイスラエルの、敢えて正しく言うならばネタニヤフ政権の非道さを指摘する動きが、封殺されなくなっているのはちょっとだけマシだろう。

カインの刻印があるから何をしても良いなんて重篤な中二設定は、旧約聖書に書いていてもリアルには無い。

その事をイスラエルにも、ハマスとその裏でコソコソしてるコーラン読みのコーラン知らずの連中に指摘してやらないと、気候が穏やかなパレスチナがその気候通りの良いところになる事は無いだろう。