マイクロソフトがPC事業だけではなく、エンターテイメントにも積極的に手を出しているのは日本にいるとあんまり感じない事実である。


コンビニやドラッグストアのPOSAカードコーナーには、任天堂やPSストアやDMM、Steamのプリペイドカードはあっても、MSストアのカードは無い。

かろうじて新しいPCを買った時とかにはXBOXゲームパスのサブスク無料体験告知が出るけども、この無料期間を使ってガッチリゲームができるPCをどれだけの人が持っているんだろう。


と僕は思うのであるが、秋葉原でのゲーミングUMPCの根強い人気を見ると結構いるのかもしれない。

そして現に僕も先週までやっていたSteamDeckのセールにかなり心が動いたが、結局外に持ってって飲み会しながら対戦する様なリア充ムーブなんてやる事は無いと思ったのでヤメといたのである。


日本のPCでのゲームプラットフォームはほぼSteamだろうし、一時期GGSTに関してはXBOX及びゲームパスとのクロスプレイのせいでマッチングバグが多発した。

マイクロソフトのプラットフォームのシェアを考えると切り捨てていいんじゃないかと思うのはやはり失礼な感想なんだろうか。


MSとアクティビジョン・ブリザードとの合併が日本であっさりと認められたのは、XBOXの日本のシェアとアクティビジョン・ブリザードのゲームの存在感がダンボールを被ったソリッド・スネークやネイキッド・スネーク並みだからだと僕は指摘する。

日本の殆どのゲームユーザーは、タイトルがピンと思う(少なくとも僕はそう)。

実際、MSのゲームの看板キャラってどー考えても出て来ない。

マスターチーフって居た気するが、HALOってどうなったんだろう。

まあシリーズが仮に続いてたとしても、僕が遊べるゲームだとは思わないが。


日本でのMSのゲーム事業が、東西線で言うところの原木中山駅程度の存在感だと昨日指摘した。 

その理由は結局、看板になるキャラクターが存在しない事である。

併せてXBOXプラットフォームでしか出来ないゲームには、強いキャラクター性のあるゲームが無いからだろう。

その欠点も、ゲーム事業の責任者であるフィル・スペンサーも、僕らが思うより遥かに軽い問題としてだが、認識している。

そして、その弱点を埋める為にあちこち買収を画策している。

そしてよりによって、白羽の矢を立てたのが任天堂である。 

コレ、モテない陰キャが何か勘違いして才色兼備のお嬢様に上から目線で俺と付き合ったら最高だぜと抜かす様な面白ムーブだと思うのだが、どうだろう。


今回のTGSでフィル・スペンサーは来日していたのだが、今日あたり京都に赴いているのではないかと勘ぐってしまう。

そして彼のSNSには、京都の任天堂で出してもらったグリーンティーとライスのシンプルなリゾットはとても美味しかったとポストされるのだろう。

何と言うか、スペンサーさんて面白いのである。