ほぼリアルタイムである出来事を報道を通じて、その現象が起こった理由を勘付いていたとしても、その因果関係を丁寧に立証する事は非常に難しい。
この真理を思い知らされたのは、「閃光のハサウェイ」原作の最終巻でケネス大佐がマフティー事件を総括して語る場面だろうか。
実際外からニュースを見ていたり、出来事に巻き込まれた当事者だったり、ある事件の事情について見えている事実は様々であるが、目的と原因は明白であるのがアメリカ連邦議会議事堂乱入事件だろう。
曲がりなりにも世界の民主主義をリードしているアメリカにおいて、当時の現職大統領が支持者を煽り大統領選の結果を無効にしようとした。
コレだけでもメチャクチャなのに、所属政党は岩盤支持層を失うのを恐れて未だにその影響力に縋ろうとしている訳である。
トランプ前大統領は起訴されている事件の裁判のスケジュールの都合で大統領選候補者による討論会を欠席したが、それでも僅かに支持率を下げているだけである。
元々共和党の討論会は変なオッサンやオバサンがギャンギャン騒いでるだけのコントに過ぎない。
でも日本の国会も含めて、それなりの地位と収入更には学歴がある人達のそういうのを動物園みたいな様子を見る度に笑うが、同時にこういうヤツらが立法や行政を担っている事実は結構ぞっとしない話である。
閑話休題、アメリカ連邦議会議事堂乱入事件ではトランプ前大統領が正式に起訴されて大統領選と並行して裁判が続いて行く。
そして煽動者の裁判はまだしばらくは続くが、乱入事件の実行犯にはそろそろ実刑判決が下り始めている。
乱入したアメリカの極右団体のプラウドボーイズのリーダーには禁錮18年の有罪判決が下った。
この連中は実行犯であり、このメチャクチャな事件を唆した主犯は様々な状況証拠からハッキリしている。
ただその主犯は、その罪状をやり過ごす為に出来もしない事を叫び続け、様々な問題を覆い隠す為に危機やらを煽り続けている。
こうした支持者へ迎合主義が何をもたらしたのかは明白である。
後世で今を嘲笑う事ができたならばいいけども、共産主義独裁国会みたいに必要な議論や視点が残らない事さえあるのかと思うと、熱狂の行末というのは何とも恐ろしいものである。


